創形創質工学部会「鉄系金属ガラスの粘性流動成形技術開発研究会」最終報告会(シンポジウム)開催案内
鉄系金属ガラスは高強度で高耐食性・高耐摩耗性などマイクロ部品の材料として有利であり、医療機器開発やMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)などの多岐に渡る精密工学分野において基盤材料となりうるものと考えられる。一方で、その粘性流動成形加工については、熱的安定性の観点から新たな加工プロセスの開発が望まれている。これまで、「必要な体積を有する鉄系金属ガラス微小粒子を作製し、1粒子を1回の粘性流動加工で、1つの鉄系金属ガラスマイクロ部品に直接成形する」という新たなプロセスを提案し、その実証研究および情報調査を行ってきた。このシンポジウムでは、本研究会で得られた成果および情報を紹介し、鉄系金属ガラスの工業的応用の可能性について展望したいと考えます。 1.日 時:2018年9月21日(金)12:39~16:30 2.場 所:東北大学 川内キャンパス 講義棟A棟 4階A406 (第176回秋季講演大会8会場) 3.プログラム 12:39~12:40 開会挨拶 東北大学 川崎 亮 12:40~13:05 金属ガラス粉のホットプレス固化メカニズム航空宇宙技術振興財団 ・ 東北大(名誉教授) 渡辺 龍三 13:05~13:30 金属ガラス粉末成形による部品成形技術開発事例ポーライト株式会社 島田 登 13:30~13:55 単一球状粒子マイクロ成形加工の粘弾性解析九州大学 品川 一成 13:55~14:20 金属ガラス 医療機器への応用の期待さいたま市産業創造財団 山田 登 ― 休憩 ―14:30~14:55 鋳造技術による金属ガラス部材のアプリケーション アダマンド並木精密宝石株式会社 富樫 望 14:55~15:20 β緩和を利用した金属ガラス加工プロセスの可能性九州大学 尾崎 由紀子 15:20~15:45 真壁技研における急冷プロセス開発真壁技研株式会社 福田 泰行 15:45~16:10 Zr基金属ガラスの塑性と粘性流動性を用いたスクリューの開発株式会社丸エム製作所 山中 茂 16:10~16:30 鉄系金属ガラス単分散粒子の作製とその応用東北大学 吉年 規治 4.参加費:無料5.参加申込み:当日会場で受付いたします。 問合せ先:東北大学 吉年 規治(研究会幹事) E-mail : ynoriharu@imr.tohoku.ac.jp |