評価・分析・解析部会 X線顕微鏡の鉄鋼分野への応用フォーラム 研究会開催案内 テーマ:「X線顕微鏡による機能の可視化と多次元情報の活用」(申込期限:2018年8月3日)
X線顕微鏡による機能の可視化と多次元情報の活用 電池や触媒に代表されるように、材料の階層構造や様々な不均一性(heterogeneity)が、材料全体の機能を決めているケースは非常に多い。さらに材料の不均一性は作りたての材料の特性を決めるだけでなく、実環境で使用する際の寿命や信頼性をも左右する。そのため、機能発現のための材料設計やその機能の経時変化(劣化、寿命)の制御のためには、そうした材料中の階層構造や不均一性を理解することが必要になる。その理解ためのアプローチ法のひとつとして、様々なX線顕微鏡による観察技術が注目され、様々な材料系に利用されている。IMSS/PFでもこうした分野での研究展開に注力している。 本研究会では、当該分野で活躍されている先生方に研究をご紹介頂くとともに、IMSS/PFで取り組みの現状を紹介し、今後の展望について議論したい。 日時:2018年8月9日(木)〜8月10日(金) 場所: 8/9 研究会(13:00〜17:00 + 懇親会):つくば国際会議場 4F 405号室予定 8/10 見学会(10:00〜12:00):高エネルギー加速器研究機構 放射光施設 主催:高エネルギー加速器研究機構・物質構造科学研究所 日本鉄鋼協会 評価・分析・解析部会「X線顕微鏡の鉄鋼分野への応用」フォーラム −−−−−−−プログラム(案)−−−−−−− 12:30〜12:35 研究会の趣旨説明等 高エネ機構・物構研 木村正雄 12:35〜13:05 [依頼講演] PEFC電極触媒のin-situ 3次元化学状態イメージング計測 JASRI 関澤央輝 13:05〜13:35 [依頼講演] 二次電池正極における不均一な反応の観察 立命館大 片山真祥 13:35〜14:00 IMSS/PFでのマルチスケール顕微鏡技術の整備 高エネ機構・物構研 木村正雄 14:00〜14:20 コーヒーブレイク 14:20〜14:45 酸化物の化学状態マルチスケールマッピング 高エネ機構・物構研 武市泰男 14:45〜15:15 [依頼講演] 位相的データ解析による材料科学データの不均一性の評価 東北大・AIMR 大林一平 15:15〜15:40 高温でのXAFS/XRD同視野計測 高エネ機構・物構研 君島堅一 15:40〜16:00 コーヒーブレイク 16:00〜16:30 [依頼講演] X線顕微分析による水惑星学への貢献 東大・理 菅大暉 16:30〜16:55 高分解能CTによるCFRP内の亀裂進展観察 高エネ機構・物構研 渡邊稔樹 16:55〜17:20 鉄、鋼の相転移の動的観察 高エネ機構・物構研 丹羽尉博 17:20〜18:00 自由議論 高エネ機構・物構研 木村正雄 18:00〜20:00 懇親会 定員数:50名程度 参加費:無料(懇親会:3000円予定) 参加申し込み方法:専用Webサイト(作成中) 申込期限:2018年8月3日(金)15時(定員に余裕があれば当日受付可) 申込先:http://pf-form.kek.jp/xafs-ct-workshop/(5月中旬サイトオープン予定) 問い合わせ先 木村正雄(高エネルギー加速器研究機構) E-Mail:masao.kimura@kek.jp |