「鉄鋼スラグ中フリーMgOのスペシエーション」((研究会Ⅱ「鉄鋼スラグ中フリーMgO分析法の開発と標準化」最終報告会)開催案内
製鋼スラグ活用時の膨張を未然に防止するため,遊離酸化カルシウム(フリーCaO)や遊離酸化マグネシウム(フリーMgO)の含有量を定量的に評価する必要がある。このうちフリーMgOは,フリーCaOよりも水和膨張速度が遅いとされているものの,確からしい分析方法がなく、動態は良く分かっていない。 本シンポジウムは,平成26年3月から,フリーMgOの定量分析方法の開発を目的として開始した研究会の最終報告会として,得られた知見と課題を報告するものである。 1.日時: 2018年3月19日(月) 13:00~17:00 2.場所: 千葉工業大学・新習志野キャンパス 7号館 2階 7203 (第175回春季講演大会 会場17) 〒275-0023 千葉県習志野市芝園2-1-1 3.プログラム: 座長 相本道宏(新日鐵住金) 13:00 - 13:10 開会の挨拶、研究会の趣旨説明(埼玉大院理工 ○渋川雅美) 13:10 - 13:45 鉄鋼スラグ中f-MgOの定量(新日鐵住金 ○相本道宏) 13:45 - 14:10 マイクロ波加熱水和処理/熱重量分析による鉄鋼スラグ中のフリーMgOの定量 (埼玉大院理工 ○加藤美佐,渋川雅美) 14:10 - 14:35 ヨウ素のエタノール溶液を用いる鉄鋼スラグからのフリーMgOの抽出 (宇都宮大院工 ○上原伸夫) 14:35 - 15:00 鉄鋼スラグ中マグネシウムのカルボン酸型キレート試薬水溶液に対する 固液抽出挙動(名古屋大 ○松宮弘明) ~休憩~ 15:15 - 15:40 スラグの25Mg 固体NMR測定(千葉大院工 ○大窪貴洋) 15:40 - 16:05 製鋼スラグ内のマグネシウム分析を目的としたXAFSの利用 (千葉大院工 ○一國伸之,佐々木拓朗,原孝佳,島津省吾) 16:05 - 16:30 鉄鋼スラグに含まれるマグネシア相固溶体のX線回折法による分析 (東京都市大工 ○江場宏美,小野篤史,庭本研太郎,小島初音,笠井茜里) 16:30 - 17:00 総括、総合討論 閉会の挨拶(埼玉大院理工 ○渋川雅美) 4.参加費: 無料 5.事前申し込み: 不要 ※資料(講演概要)は当日会場で配布 ※シンポジウムのみに参加する場合,鉄鋼協会受付にお立ち寄りいただく必要はありませんので,直接シンポジウム会場へお越し下さい。 6.問い合わせ先: 渋川雅美(埼玉大学) E-mail. sibukawa@apc.saitama-u.ac.jp |