高温プロセス部会 「固液共存体の挙動制御によるマクロ偏析低減」研究会 「固液共存体のダイナミクスと欠陥生成機構の解明」(最終報告会)シンポジウム開催案内
連続鋳造の中心偏析や各種鋳塊のチャンネル型偏析などのマクロ偏析を低減するためには、生成メカニズムのさらなる理解が必要とされている。特に、その生成過程において、中・高固相率の固液共存体における流動や力学特性など、固相が液相流動に大きく影響を及ぼすような場合には不明な点が多く残されてきた。このような背景を受け、「固液共存体の挙動制御によるマクロ偏析低減」研究会(H26-H28)では、a)固液共存体の力学、b)凝固組織制御、c)普遍化のためのシミュレーション、を三本柱とした取り組みを実施した。本シンポジウムでは、本研究会での成果を報告するとともに、マクロ偏析制御技術の今後の発展に向けた取り組みについて議論をしたい。 1.日 時:2018年3月20日(火)13:00~16:25 2.場 所:千葉工業大学 新習志野キャンパス 8号館1階8108 (第175回春季講演大会 第5会場) 3.プログラム: 13:00~13:05 開会挨拶 大野宗一(北大) 13:05~13:25 「形態制御した等軸晶によるマクロ偏析低減の可能性」 〇江阪久雄、有高暎一、篠塚計(防衛大) 13:25~13:45 「固液共存体のマクロ力学モデルによる偏析形成についての解析」 〇東森稜、宇野木諒(現:神鋼), 森下浩平, 安田秀幸(京大) 柳楽知也(阪大)、吉矢真人(阪大) 13:45~14:05 「凝固組織のブリッジングに起因するマクロ偏析生成のCAシミュレーション」 〇棗千修(秋田大) 14:05~14:25 「連続鋳造鋳片のマクロ偏析に及ぼす熱溶質対流の影響に関する数値解析」 〇及川勝成、平田直哉、安斎浩一(東北大) 14:25~14:45 「直接観察による横型遠心鋳造でのマクロ偏析評価」 〇江阪久雄、吉市祐人、山田貴裕、篠塚計(防衛大) 15:00~15:20 「X線イメージングと蛍光X線分析を利用した溶質分配係数のその場測定」 上部伊織、道原健人、森下浩平(京大), 柳楽知也(阪大), 〇安田秀幸(京大) 15:20~15:40 「Fe-Ni-Cr-Mo-Cu合金の凝固パス解析」 〇山本郁、成清香名子(現:神鋼)、笹栗信也(久留米高専) 宮原広郁(九大)、水野建次、轟秀和(日本冶金) 15:40~16:00 「合金の凝固組織形態の評価」 畑山匠、棗千修(秋田大)、〇大笹憲一 16:00~16:20 「ミクロ偏析の機械学習とマクロ偏析シミュレーションへの拡張」 〇大野宗一、木村大地、松浦清隆(北大) 16:20~16:25 閉会挨拶 4.参 加 費:無料 ※配布資料無し ※事前申込不要。シンポジウムのみに参加される場合は、講演大会受付にお立ち寄りいただく必要はありません。直接シンポジウム会場へお越しください。
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