第169回春季講演大会(2015年3月18日)にて、本自主フォーラム主催のシンポジウム「チタン合金の相変態・析出研究の新展開」が開催され、相変態・析出について近年新たに得られた知見を報告いただいた。この領域では、最新分析・解析機器や種々の計算機シミュレーション技法を駆使して、相変態・析出の機構解明が推進されている。今回のシンポジウムでは、前回以降のこれらの研究成果の情報を共有し、シミュレーションと実観察結果との対比による相互の理解を深めることで、チタン合金の相変態・析出研究の新たなステップアップをめざしたい。
1.日 時: | 2017年9月8日(金) 9:00~15:00 | 2.場 所: | 北海道大学 札幌キャンパス 高等教育推進機構3階 E313 (日本鉄鋼協会 第174回秋季講演大会 第15会場) | 3.プログラム |
| 9:00~9:10 | 開会のあいさつ | 9:10~9:35 | Ti-Cu合金に生成する特異なナノ析出物の成長挙動 〇光原昌寿(九大)、森彩奈(九大・学生)、赤嶺大志(九大)、西田稔(九大)、塚本元気(新日鐵住金)、國枝知徳(新日鐵住金)、藤井秀樹(新日鐵住金(現 東邦チタニウム)) | 9:35~10:00 | Ti-15-3合金の高温・低温二段時効による内部組織観察 〇助台 榮一(元岡山理科大) | 10:00~10:25 | Ti-X-7Alの焼戻しに伴うマルテンサイト的な変態と特異現象の発現 〇竹元 嘉利(岡山大)
| 10:25~10:35 | 休憩
| 10:35~11:00 | bcc系Ti合金における室温時効に伴う弾性率変化と相変態挙動との関係 〇多根正和 (大阪大学) | 11:00~11:25 | Ti合金の変態・変形挙動に及ぼす侵入型元素の影響 〇金 熙榮(筑波大) | 11:25~11:50 | チタン合金準安定相の生成・相分解挙動に及ぼす侵入型元素の影響 〇小林千悟(愛媛大学)
| 11:50~13:00 | 昼食
| 13:00~13:25 | フェーズフィールド法によるTi-Nb-O系合金のナノドメイン形成と力学特性の解析 〇石黒雄也(院生)、塚田祐貴、小山 敏幸(名大) | 13:25~13:50 | 蛍光X線ホログラフィーによるβチタン合金中のβ安定化元素近傍局所構造解析 〇山本篤史郎(宇都宮大学)
| 13:50~14:00 | 休憩
| 14:00~14:25 | 第一原理計算によるチタンおよびチタン合金の相安定性、弾性特性、耐酸化特性解析 〇佐原亮二、W. Zhou、土谷浩一、S. K. Bhattacharya(NIMS)、上田恭介、成島尚之(東北大) | 14:25~14:50 | Ti合金の相安定性に及ぼす酸素の影響の第一原理計算 〇上杉徳照、嶋本純、南大地、瀧川順庸、東健司(大阪府大) | 14:50~15:00 | 閉会のあいさつ | | | 4.参加費: | 無料 | 5.問い合わせ先: | 関西大学 化学生命工学部 池田勝彦 E-mail. hikoik@kansai-u.ac.jp |
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| ※資料は当日会場で配布,事前申込み不要。 ※シンポジウムのみに参加する場合,鉄鋼協会受付にお立ち寄りいただく必要はありませんので,直接シンポジウム会場へお越し下さい。 |
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