材料の組織と特性部会「大気腐食中の鋼材への水素侵入挙動の解明」フォーラム「腐食中の鋼材への水素侵入III」シンポジウム開催案内
環境保護,安全や省エネルギーの観点から高強度鉄鋼材料の利用が切望されていますが,高強度鉄鋼材料の使用に際しては,腐食反応で発生した水素による遅れ破壊(水素脆化)の問題を解決する必要があります.水素脆化機構を解明するためには,界面科学に立脚した水素侵入挙動に関する情報のさらなる蓄積がとその本質の追求が必要です.本フォーラムは,平成27年度まで開催されていました「革新的水素不働態表面構築の原理探求研究会」をさらに発展させる議論の場として始動しました.今回のシンポジウムでは前研究会の坂入主査から前研究会の成果のまとめをご講演頂くとともに「鉄鋼材料への水素侵入」をキーワードにしたご講演をもとに議論をしたいと思いますので,多数の方々にご参加頂きたいと考えております. 1. 日時:2016年3月16日(木) 9:30~12:00 2. 場所:首都大学東京 南大沢キャンパス6号館1階101教室(第173回春季講演大会第16会場) 3. プログラム: 9:30~ 9:35 開会の挨拶 フォーラム座長 春名 匠(関西大学) 特別講演1 9:35~10:20「革新的水素不働態表面構築の原理探求研究会の成果」 坂入正敏(北海道大学) 10:20~10:30 休 憩 特別講演2 10:30~11:15「鋼中への水素侵入挙動に関する現状と産業界から本フォーラムへの今後の期待」 原 卓也(新日鐵住金(株)) 講演 11:15~11:35「定電流、定電位水素チャージ条件下での水素透過試験」 秋山英二(東北大学),李 松杰(鄭州大学) 11:35~11:55「錆が付着した鋼材の大気腐食中における水素透過挙動」 春名 匠,山西 潤(関西大学) 11:55~12:00 閉会の挨拶 春名 匠(関西大学) 4. 参加費:無料 ※資料(講演概要)は当日会場で配布,事前申込み不要。 ※シンポジウムのみに参加する場合,鉄鋼協会受付にお立ち寄りいただく必要はありません. 直接シンポジウム会場へお越し下さい。
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