鉄鋼プレゼンス委員会 歴史を変える転換技術研究フォーラム「第38回 歴史を変える転換技術研究会」開催のお知らせ
第38回研究会では、計測・制御および管理システムに関する技術転換について議論を行います。多数の方々にご参加いただき、活発な討論をお願い申し上げます(今回から参加費制となりました。ご容赦ください)。 1.テーマ: 「日本の鉄鋼プロセスにおける制御・管理システムの展開」 2.日 時: 2017年1月16日(月) 13:00~17:00 3.場 所: (一社)日本鉄鋼協会 第1+2会議室:鉄鋼会館5階 (中央区日本橋茅場町 3-2-10) 4.講演スケジュール:
5.内 容: 岩村 忠昭氏:20世紀初頭は、世界でも粗鋼生産量は0.3億t/年に満たなかったが、1976年には7億t/年になる。さらに20世紀末から中国をはじめとする鉄消費の急拡大が起こり、最近では15億t/年を越える数字となっている。この大量生産への変化を支えたものが、鉄鋼製造プロセスの変革と設備の大型化・長寿命化であり、生産の効率化と品質の向上を支えたのが機・電・計の設備技術である。その「質への転換」において、日本発の新技術が世界を席巻するようになる。その新技術の一つがIT(Information Technology)技術を新しい武器とした計測・制御技術である。本報告はこのIT技術に焦点を当て、それがどのように鉄鋼生産を転換していったかについて、多くの具体例で報告する。 井上 義祐氏:転換期を巨大化した新設製鐵所の運営にコンピュータが「必須」となった時期と考える。それは、誕生直後のオンライン技術使用を前提に、高度な操業・整備技術や管理手法の知見・人材を結集して、新製鐵所管理方式を最新鋭設備群と同時一体に設計・実現した君津製鐵所の昭和43年稼働に始まり、数年内に日本鉄鋼各社の新設製鉄所で実現した。欧米でなく日本で生じた理由を、天の時・地の理・人の和の観点と、その後のシステム海外移転とBPR(ビジネス・プロセスリエンジニアリング)本来の理念に基づいて考察する。 6.参加費: 1,000円(今回から参加費制となりました。ご容赦ください。) 7.参加申込み: E-mailまたはFaxにて、氏名、所属、連絡先(電話、Fax、E-mail)を明記の上、 下記宛お申込み下さい。当日参加も受け付けます。
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