圧延によって被加工材の一部がワークロール表面に移着してロールコーティングを形成する場合があることが知られています.ロールコーティングは製品の表面性状に影響を与え,摩擦係数を増加させ,圧延荷重を上昇させるなどの悪影響があります.最近,適切な添加剤やバックアップロールの使用,ダル加工などの表面処理などが,ロールコーティング形成の抑制に効果的であるとの報告がなされています.しかしながら最適なロールコーティング量やその制御方法は必ずしも明らかとなっていません.本研究会ではロールコーティングに関する実験的な知見を非鉄金属の場合も含めてご紹介いただいきます.そして,形成メカニズムに対する理解を深め,今後の制御の可能性について議論したいと考えます.多数のご参加をお待ちします.
3.プログラム: |
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| 13:00〜13:05 | 開会の挨拶 |
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| トライボロジーF 主査 宇都宮 裕(大阪大学) |
| 13:05〜14:05 | 基調講演「潤滑油による焼付き防止と表面光沢制御」 |
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| 若林利明(香川大学) |
| 14:05〜14:40 | 「銅材料の圧延におけるロールコーティング」 |
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| 柴田潤一(JXエネルギー) |
| 14:40〜14:55 | 休 憩 |
| 14:55〜15:30 | 「アルミニウム板の熱間圧延におけるロールコーティング生成と潤滑添加剤の効果」 |
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| 喜多良彦(大同化学工業) |
| 15:30〜16:05 | 「ステンレス鋼の圧延におけるロールコーティング」 |
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| 谷野順英(出光興産) |
| 16:05〜16:40 | 「鉄鋼の熱間薄板圧延におけるロールの黒皮」 |
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| 小田 望(日立金属若松) |
| 16:40〜16:45 | 閉会の挨拶 |
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| トライボロジーF 主査 宇都宮 裕(大阪大学) |
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4.参加費: | 2,000円/人(課税扱い,消費税込) 当日受付にてお支払い下さい.但し,創形創質工学部会トライボロジーフォーラム会員は無料です.なお,当日フォーラム会員に入会される方は次回から無料となります. | 5.資料: | 当日会場にて配布します. | 6.申込方法: | 参加者の氏名(日本鉄鋼協会会員番号),所属,連絡先をFAXまたはe-mailで下記にご連絡ください. | 7.申込期限: | 2016年11月25日(金) |
申込み・問合せ先
JFEスチール(株) スチール研究所 松原行宏
Tel:086-447-3931,Fax:086-447-3929
E-mail:yu-matsubara@jfe-steel.co.jp |
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