日本鉄鋼協会 計測・制御・システム工学部会 システムフォーラム(第8期「次世代鉄鋼業のあるべき姿を具現化するシステム技術」)では、第3回フォーラム「データ科学およびシミュレーションによる産業・社会・リスクの課題解決」を下記の要領で開催いたします。 01.趣旨:
本フォーラムでは、「次世代鉄鋼業のあるべき姿を具現化するシステム技術」を主課題に掲げ活動を推進しています。今回は「データ科学およびシミュレーションによる産業・社会・リスクの課題解決」と題し、大規模データの活用やシミュレーションによる産業・社会・リスクの課題解決技術や事例をご紹介いただき、鉄鋼業の課題解決に向けた議論を深めたい。多数の皆さまのご参加をお待ちしております。 02. 主催:
日本鉄鋼協会 計測・制御・システム工学部会 システムフォーラム 03. 協賛:
システム制御情報学会、計測自動制御学会、人工知能学会、IEEE SMC 04. 日時:
平成 28 年 8 月 24 日 (水) 13:00 ~ 16:50 05. 場所:
神戸製鋼所 大阪支社 会議室 〒541-8536 大阪府大阪市中央区備後町4-1-3 御堂筋三井ビル2階
06. プログラム:
13:00~13:10 | フォーラム・部会紹介 |
| 座長・主査 倉橋 節也(筑波大学大学院) | 13:10~13:55 | 講演「数理技術に基づく課題解決のための思考と技術」 |
| 講師 穴井 宏和(㈱富士通研究所・九州大学) | 産業や社会の課題解決において、分析対象を数理モデルで表現し数理技術を用いて課題解決のための最適な施策をデザインするアプローチが広がりを見せている。本講演では、数理に基づく課題解決の考え方や適用事例を紹介し、最近の人工知能研究のインパクトについて言及する。 | 13:55~14:10 | 質疑 | 14:10~14:55 | 講演「スパコン「京」と大規模シミュレーションシステムが拓いた新たなものづくり ~自動車空力シミュレーションを例に~」 |
| 講師 坪倉 誠(神戸大学大学院・理化学研究所) | 「ものづくり」の設計開発プロセスでCFDが活用され始めてから、既に20年近くが経とうとしている。この間、ハイエンドスパコンの性能は十年に一千倍という驚異的スピードで速度向上を達成し、かつては夢のようなシミュレーションが現実となっている。実験による性能評価から、実験を超えたシミュレーションへ。本講演では、スパコン「京」で開発した大規模流体シミュレーションシステムを用いて達成した次世代のCFDを、自動車空力を中心に紹介する。 | 14:55~15:10 | 質疑 | 15:10~15:25 | 休憩 | 15:25~16:10 | 講演「様々なリスクとリスクテークについて」 |
| 講師 宮本 定明 (筑波大学大学院) | 最近、リスクという用語がよく語られるようになってきたが、その概念については、必ずしも意見が一致しているとはいえない。ここでは、工学の諸分野で一般に知られているのとは違った観点からリスクの概念について紹介し、リスクに関連するいくつかの問題点を考察する。まず、リスクの哲学について紹介し、様々なリスクの定義と、その認識論的問題と逆説的性質について述べる。次に、リスクが人間存在の根本的問題であるとする見解について紹介し、リスクテークがその基本的立場であることを述べる。合わせて、リスクと意思決定における認知的問題についていくつかの例を紹介する。さらに、将来のリスク研究の可能性に言及する。 | 16:10~16:25 | 質疑 | 16:25~16:50 | 総合討論 |
07. 定員: 40 名 08. 参加費: 無料(8/16 変更) 09. 申込み方法:勤務先、所属、連絡先、会員区分をご記入の上、E-mail にてお申込み下さい。 10. 申込み期限:平成 28 年 8 月 17 日 (水)
申込み・問合せ先: 新日鐵住金 (株) 技術開発本部 プロセス研究所 計測・制御研究部 森田 彰 E-mail: isijsystemforum20160824@gmail.com |
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