環境問題とエネルギー問題を同時に解決するため様々なエネルギー関連の技術開発が進められており、軽量・高強度・高耐食性のチタン材料に対する期待も大きくなっています。一方、近年、国内のチタン合金の相変態・析出に関する研究の進展はめざましく、新しい析出相や相変態形式など、数々の新知見が報告されています。これら新知見を活用し画期的なチタン合金商品やその製造プロセスを開発することは、チタン業界のみならず、エネルギー関連産業界はじめ様々な産業界の発展に寄与できる可能性があります。そのためには、これら研究成果を関係者で広く共通認識し議論することで、さらなる発展や応用に繋げる必要があります。そこで、その一助とすべく、掲題のシンポジウムを開催することにしました。多数の方々にご参加頂き、活発な討論をお願いします。
1. 日時: | 2015年3月18日(水) 13:00~16:35 | 2. 場所: | 第169回春季講演大会 第11会場 (東京大学駒場キャンパス 12号館3階1232講義室) | 3. プログラム: | 13:00~13:05 | 開会の挨拶 |
| 「エネルギー関連構造・機能チタン材料」自主フォーラム座長 池田勝彦(関西大学) | 13:05~13:30 | 「α+β型Ti-Fe-O-N合金の長時間時効による微細構造変化」 |
| ○光原昌寿、益田智哉、永瀨孝文、西田稔(九州大学)、 國枝知徳、藤井秀樹(新日鐵住金) | 13:30~13:55 | 「Ti-Cu合金におけるGPゾーンのナノ構造解析」 |
| ○益田智哉、光原昌寿、西田稔(九州大学)、國枝知徳、藤井秀樹(新日鐵住金) | 13:55~14:20 | 「Ti-Nb-O合金における拡散変位型変態に対するフェーズフィールド解析」 |
| ○山本啓太、塚田裕貴、小山敏幸(名古屋工業大学) | 14:20~14:45 | 「高温溶体化処理したβ型チタン合金の時効α相およびω相の析出サイト」 |
| ○藤井秀樹(新日鐵住金) | 14:45~14:55 | 休憩 |
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| 14:55~15:20 | 「ベータチタン合金のマルテンサイト変態と酸素の関係」 |
| ○宮崎修一、金 熙榮(筑波大学) | 15:20~15:45 | 「β下限Ti-X-7Al合金の焼戻しによるマルテンサイト的変態」 |
| ○竹元嘉利、井尻政孝、瀬沼武秀(岡山大学) | 15:45~16:10 | 「高温二相域で溶体化処理したTi-5Al-2Fe-3Moの時効処理時に発現するベイナイト的変態挙動」 |
| ○國枝知徳、高橋一浩、藤井秀樹(新日鐵住金)、竹元嘉利(岡山大学) | 16:10~16:30 | 「総合討論」 |
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| 16:30~16:35 | 閉会の挨拶 |
| 藤井秀樹(新日鐵住金) | 4. 参加費: | 無料 ※資料(講演概要)は当日会場で配布,事前申込み不要。 ※シンポジウムのみに参加する場合,鉄鋼協会受付にお立ち寄りいただく必要はありませんので,直接シンポジウム会場へお越し下さい。 |
問い合わせ先: 新日鐵住金 鉄鋼研究所 チタン・特殊ステンレス研究部 藤井秀樹 TEL. 0439-80-2278 FAX. 0439-80-2752 E-mail: fujii.at3.hideki@jp.nssmc.com |
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