1.期 日: | 2015年9月3日(木)13:00~4日(金)12:30 |
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2.会 場: | 上智大学 四ツ谷キャンパス クルップホール4階423室 〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1 TEL. 03-3238-3757 |
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3.講義の概略: | 環境問題を背景とした輸送機器の軽量化に伴う材料の高強度化、および水素エネルギー社会構築に向けた水素ガス環境での材料の使用などにおいて、鉄鋼材料の水素脆化に対する安全性・信頼性の確立は重要かつ急務の課題である。本専科では、水素脆化の研究に必須な「金属と水素の物理化学的性質」の基礎を理解した後、実務として必要な「水素添加」、「水素分析」、「水素脆化評価」についても実演を通して理解を深める。また、水素脆化に関する過去から最新の研究、国際的な動向を整理し、平易に解説する。 <講義の目次>
1.金属と水素の物理化学的性質の基礎 ・金属(bcc,fcc,hcp)中の水素の固溶 ・金属表面での水素の吸着、侵入過程 ・金属中の水素拡散 ・金属中の水素トラップ 2.水素添加方法 ・各種水素添加方法(電解、浸漬、水素ガス暴露)の特徴と注意点 ・電解、浸漬による水素添加の実演 【実験室にて】 3.水素分析方法 ・昇温脱離法(GC,QMS)、低温昇温脱離法の特徴と注意点 ・昇温脱離法による水素分析の実演 【実験室にて】 4.水素脆化評価方法 ・定荷重、低ひずみ速度試験の特徴と注意点 ・定荷重、低ひずみ速度試験の実演 【実験室にて】 5.水素脆性破壊の特徴 ・環境因子(温度、ひずみ速度、水素量)の影響 ・材料因子(化学成分、強度、組織)の影響 ・水素存在状態と水素脆性破壊 ・破面、破壊過程の解析 6.水素脆性機構 ・各種機構(内圧説、格子脆化説、局部変形助長説、空孔凝集説)の基本概念 7.金属中の水素存在状態と水素脆化に関する最近の研究 |
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4.プログラム概略: |
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9/3(木) | 13:00までに集合 13:10~18:00 講義 18:30~20:00 夕食・懇親会(会場未定) |
9/4(金) | 09:00~12:30 講義 アンケート収集後、解散 |
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5.講 師: | 高井健一(上智大学教授) |
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6.幹 事: | 高木周作(JFEスチール:本コースの円滑な運営のための世話役) |
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7.募集定員: | 10~20名(定員オーバーの場合や参加資格を満たさない場合はお断りすることがあります。) |
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8.参加資格: | 国内に生産拠点を有する維持会員企業に属する日本鉄鋼協会個人正会員 国内に生産拠点を有する維持会員企業の推薦を受けた企業会員(日本鉄鋼協会個人正会員) 日本の大学に属する若手教員(日本鉄鋼協会個人正会員) 鉄鋼工学セミナー修了者または同等以上の経験・能力を有する方 |
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9.費用(税込): | 受講料 | 26,000円(*本会維持会員会社所属の方、大学若手教員) 36,000円(*上記以外の方) | 懇親会費
| 5,000円程度 |
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| ※講師との懇親も当専科の目的ですので、懇親会は参加必須とさせていただきます。 ※当日現金支払いでお願いいたします。なお、宿泊は各自でご手配願います。 |
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10.申込締切日: | 2015年8月5日(木)期日厳守 キャンセルは2015年8月24日(月)までにお願いいたします。 |
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11.申込方法: | 申込みは終了いたしました。 ※なお、申込みいただいたデータは、当該専科に関する業務以外の用途には使用いたしません。 |
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