鉄鋼プレゼンス研究調査委員会「鉄文化財にみる日本の独自技術の学際的研究フォーラム」シンポジウム「幕末佐賀藩三重津海軍所跡の学際的研究」(申込締切日:2015年9月8日)
佐賀市三重津海軍所跡は、幕末佐賀藩の海軍根拠地として洋式船による海軍教育を行うとともに、修船・造船を行う場として機能した施設でした。発掘調査によって幕末期のものとしては唯一現存が確認されている国内最古のドライドックや洋式船の修理のための金属部品の補修・製造を行った遺構が発見されています。西洋の船舶技術の導入を行い、自力による近代化を目指した過程を知るうえで貴重な遺跡として評価され、このたび世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼,造船,石炭産業」の構成資産の一つとなっています。 佐賀市では重要産業遺跡(三重津海軍所跡・多布施反射炉跡・築地反射炉跡・精煉方跡)の調査が実施され、これまでにさまざまな事が明らかとなってきました。とくに三重津海軍所跡については、新出史資料の発見を伴う歴史文献調査、遺跡や遺物の考古学的調査や出土資料の自然科学的分析が実施され、文理双方からの学際的な研究が行われてきました。 そこで本シンポジウムではその学際的研究の成果を報告するとともに、幕末佐賀藩がいかに西洋と在来の技術を柔軟に選択しながら、近代化を目指していったのかを明らかにしたいと考えています。 会員各位お誘い合せの上、ご聴講下さるようご案内いたします。 1. 日時:2015年9月18日(金)10:30~15:00 2. 場所:第170回秋季講演大会 第1会場 (九州大学 伊都キャンパス センター2号館3階2303教室) 3. プログラム:
4. 関連企画:9月19日(土)に、三重津海軍所跡(佐賀県佐賀市)他の見学会(定員50名)を予定しています。詳細は、下記「佐賀市重要産業遺跡見学会」の欄をご参照ください。 5.参加費:1,000円 当日会場受付にてお支払い下さい。 6. 申込方法:参加希望の方は、氏名と連絡先をE-mailにて平成27年9月8日(火)までに下記宛にお申し込み下さい。 7. 申込み・連絡先:本件に関する申し込み、問い合わせは下記宛にお願いいたします。 鉄文化財にみる日本の独自技術の学際的研究フォーラム幹事 笹田 朋孝 E-mail: i3ronart@gmail.com 「佐賀市重要産業遺跡見学会」シンポジウムの翌日に佐賀市での見学会を企画しております。当日は調査担当者による解説付きです。こちらも合わせて、ご参集くださいますようご案内申し上げます。 1. 日時:2015年9月19日(土)10時集合 2. 集合・解散:午前10時佐賀駅改札口集合、午後5時頃、佐賀駅にて解散 3. 参加費:3,000円 9月18日(金)のシンポジウム会場受付もしくは見学会当日に集合場所にてお支払い下さい。 4. スケジュール(調査担当者による解説付) 10:00 佐賀駅前集合、マイクロバス2台で移動 10:15~10:45 築地反射炉跡(現日新小学校) 11:00~12:00 佐賀城本丸歴史資料館 12:00~13:00 昼食:各自用意。 13:20~15:00 三重津海軍所跡+佐野常民記念館 15:20~16:20 佐賀市文化財資料館(非公開) 2班に分かれて、佐賀市の調査資料の見学(佐賀市職員4名で対応) 17:00 佐賀駅前解散5. 募集定員:50名(日本鉄鋼協会会員限定、先着順、定員になり次第、募集終了いたします) 6. 申込方法:参加希望の方は、氏名と連絡先をE-mailにて平成27年9月8日(火)までに下記宛にお申し込み下さい。 7. 申込み・連絡先:本件に関する申し込み、問い合わせは下記宛にお願いいたします。 鉄文化財にみる日本の独自技術の学際的研究フォーラム幹事 笹田 朋孝 E-mail: i3ronart@gmail.com |