本シンポジウムは、先進鉄鋼材料の変形と破壊という共通のテーマで活動を行ってきた「鉄鋼材料の組織と延性破壊」研究会(高木節雄 主査)と、国際鉄鋼科学シンポジウム(ISSS 2014)(津﨑兼彰 主査)の両者が合同で企画したものです。午前中は、延性破壊研究会の報告会と位置づけ、4つの活動グループ(解析Gr、DP鋼Gr、二相ステンレス鋼Gr、モデリングGr)の代表者に3年間の活動成果を総括して頂きます。一方、午後からは、今年の11月に開催が予定されているISSS 2014でテーマとして挙げられている"Dislocations,Voids and Cracking in Steel"に関する実験ならびに計算の研究成果をご報告頂きます。両研究グループの関係者、そして本研究テーマに関わる多くの研究者の方々が一堂に会し、鉄鋼材料における力学特性の理解の現状、ならびに将来に向けた構造用鋼の特性改善指針について考えたいと思います。
1. 日時: | 2014年9月24日(水) 9:00~17:00 |
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| 2. 場所: | 第168回秋季講演大会 第13会場(名古屋大学東山キャンパス工学部1号館2階121) |
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3. プログラム: |
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| 09:00~09:05 | 主査挨拶 |
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| 高木節雄(九大) |
| 座長: 末廣正芳(日鉄住金テクノ) |
| 09:05~09:40 | 「階層的3D4D解析による二相鋼延性破壊機構の解明」 |
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| ◯解析Gr.代表 足立吉隆(鹿大) |
| 09:40〜10:15 | 「DP鋼のボイド発生に及ぼす各種組織因子の影響」 |
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| ◯DP鋼Gr.代表 土山聡宏(九大) |
| 休憩 |
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| 座長:船川義正(JFE) |
| 10:25〜11:00 | 「二相ステンレス鋼の延性破壊挙動に及ぼす組織とひずみ速度の影響」 |
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| ◯二相ステンレス鋼Gr.代表 川 真知(NSSC) |
| 11:00〜11:35 | 「DP鋼の延性破壊限界予測モデリング」 |
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| ◯モデリングGr.代表 大畑 充(大阪大学) |
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| 12:35~12:40 | 主査挨拶 |
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| 津﨑兼彰(九大) | | 座長:土山聡宏(九大) |
| 12:40〜13:10 | 「薄鋼板における延性破壊現象とその理解」 |
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| ◯東 昌史(NSSMC) |
| 13:10〜13:40 | 「構造用鋼の変形・破壊特性に及ぼす微視的組織構造の影響」 |
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| ◯石川信行(JFE) |
| 13:40〜14:10 | 「軸受鋼の疲労寿命に対する介在物の影響」 |
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| ◯高知琢哉(神鋼) |
| 休憩 |
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| 座長:大村孝仁(NIMS) |
| 14:20〜14:50 | 「二相組織の位相コントラストイメージングとその延性破壊への応用」 |
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| ◯戸田裕之(九大)、徐同源、小林正和(豊技大) |
| 14:50〜15:20 | 「鉄鋼材料を構成する微視組織要素のマイクロ引張挙動」 |
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| ◯峯 洋二、高島和希(熊大) |
| 休憩 |
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| 座長:田中將己(九大) |
| 15:30〜16:00 | 「パーライト鋼の力学特性に対する異相界面の役割:原子シミュレーションによる検討」 |
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| ◯下川智嗣(金沢大) |
| 16:00〜16:30 | 「BCC鉄らせん転位の第一原理計算」 |
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| ◯板倉充洋、蕪木英雄、山口正剛(JAEA) |
| 16:30~16:50 | 総合討論,総括および閉会の挨拶 |
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| 津﨑兼彰(九大) |
4. 参加費: | 無料 | ※資料は当日会場で配布,事前申込み不要。 ※シンポジウムのみに参加する場合,鉄鋼協会受付にお立ち寄りいただく必要はありませんので,直接シンポジウム会場へお越し下さい。 |
問い合わせ先: 九州大学 大学院工学研究院 材料工学部門 土山聡宏 TEL.092-802-2961 E-mail:toshi@zaiko.kyushu-u.ac.jp |
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