日本鉄鋼協会 計測・制御・システム工学部会 システムフォーラム(第8期「次世代鉄鋼業のあるべき姿を具現化するシステム技術」)では、第1回フォーラム「データからのモデル構築・知識獲得」を下記の要領で開催いたします。 01.趣旨:
本フォーラムでは、「次世代鉄鋼業のあるべき姿を具現化するシステム技術」を主課題に掲げ活動を推進しています。今回は「データからのモデル構築・知識獲得」と題し、データを介した人やシステムの理解に関する話題を提供していただきます。多数の皆さまのご参加をお待ちしております。
02. 主催:
日本鉄鋼協会 計測・制御・システム工学部会 システムフォーラム
03. 協賛:
システム制御情報学会、計測自動制御学会、人工知能学会、日本オペレーションズ・リサーチ学会、日本経営工学会、IEEE SMC Japan Chapter(全て調整中)
04. 日時:
平成 26 年 10 月 2 日 (木) 13:00 ~ 16:50
05. 場所:
日本鉄鋼協会 第1会議室 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町 3-2-10 鉄鋼会館5階
06. プログラム:
| 13:00~13:10 | フォーラム・部会紹介 |
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| 座長・主査 倉橋 節也(筑波大学) |
| 13:10~13:55 | 講演「データからのモデル構築・知識獲得」 |
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| 講師 森永 聡(NEC) |
| 機械学習ベースのモデル構築と知識獲得、その活用に関するごく簡単な説明を行ったうえで、我々の最近の取り組みを二例ほど紹介する。一つ目は、異種混合データ(データ源が複数の状態/動作モードを持ち、モード毎に異なる分布のデータが混在してしまっているデータセット)の学習技術と各種予測タスクへの適用、二つ目はシステムインバリアント(正常動作時に成立しているデータ間の関係性)解析技術と各種異常検出タスクへの適用である。 |
| 13:55~14:10 | 質疑 |
| 14:10~14:55 | 講演「大規模行動データに基づく社会シミュレーション: |
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| 室内レイアウト・デザインと購買シミュレーション」 |
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| 講師 和泉 潔(東京大学大学院) |
| 本講演では、実際の社会経済活動で獲得された大規模実データからのシミュレーションモデル構築と実行結果の評価について、エージェントベースの社会シミュレーション研究の新たな方法論、可能世界ブラウザを紹介する。さらに、可能世界ブラウザの応用例として、超音波位置計測データに基づく移動シミュレーションや、実際の購買データに基づいたマーケティングシミュレーション等の研究事例を紹介する。 |
| 14:55~15:10 | 質疑 |
| 15:10~15:25 | 休憩 |
| 15:25~16:10 | 講演「データの量と質-古典統計家はビッグデータブームをどう診ているのかー」 |
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| 講師 椿 広計(統計数理研究所) |
| 統計科学生誕した19世紀末以来、有用かつ汎化可能な知識の探索と検証とに必要な質を有するデータが一定のコストを払ってとられ続けてきた。今日、大量多様なデータが極めて安価に得られること、そこに先端的なモデリングの知を投入すれば、有効な知識が探索できるという期待が膨れあがっている。しかし、古典的統計科学で20世紀まで標榜されたのは”Garbage in, garbage out”というもので、過去にも統計学的に妥当なデータを採集していないために大失敗を起こした事例は数多存在する。本講演では、データの質について統計科学はどのようなことを考えてきたのか、質の著しく低いデータとはどのようなもので、それに対処するデータ分析技術とはどのようなものかについて私見を述べたい。 |
| 16:10~16:25 | 質疑 |
| 16:25~16:50 | 総合討論 |
| 講演者を中心に、データを介した人やシステムの理解のための方法論や技法・技術に関する今後の展開について議論します。 |
07. 定員: 40 名 08. 参加費: 日本鉄鋼協会会員・計測自動制御学会会員・協賛学会会員:1,000円、非会員:2,000円 09. 申込み方法:勤務先、所属、連絡先、会員区分をご記入の上、E-mail にてお申込み下さい。 10. 申込み期限:平成 26 年 9 月 25 日 (木)
申込み・問合せ先: | 新日鐵住金 (株) 技術開発本部 プロセス研究所 小林 敬和 TEL: 0439-80-2098 FAX: 0439-80-2741 E-mail: kobayashi.a2c.hirokazu@jp.nssmc.com |
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