趣旨: 日本政府は2015年度の世界文化遺産登録を目指して、「明治日本の産業革命遺産―九州・山口と関連地域(福岡、岩手など8県)」のユネスコへの推薦を決定しました。 日本は幕末から明治にかけて、重工業による急速な産業化を進め、非西欧地域における最初の産業国家となりましたが、これは世界史的に見ても技術的、文化的価値の高い事象とみなされています。重工業の中心に製鉄・製鋼が含まれており、「鉄の技術と歴史」研究フォーラムと深く関連しています。 当フォーラムは平成24年9月に釜石市で、震災復興・産業遺産群の世界遺産登録支援を目的として「東北地方の鉄生産技術と文化」をテーマとする講演会・見学会を開催しました。そこでは、東北地方における製鉄の歴史と今、大島高任の役割と功績、釜石の鉄産業遺産群の世界遺産登録への取り組み等が熱く議論されました。 今年、日本における鉄産業遺産群の世界文化遺産登録への推薦が決定したこの機会に、改めて世界文化遺産候補としての日本における製鉄・製鋼遺産を歴史的・技術史的に評価することは意義があると考え、この講演会を開催することを企画しました。 演題に相応しい講師による興味深い講演がそろっています。皆様のご参加をお待ちしています。
1.日 時: | 平成26年2月8日(土)10:00~17:00 |
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| 2.会 場: | 千葉工業大学 津田沼キャンパス 2号館 3階 大教室 〒275-0016 千葉県習志野市津田沼2-17-1 |
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| 3.交 通: | JR総武快速線津田沼駅 南口下車徒歩約5分(JR東京駅より総武快速線:約30分) |
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| 4.共 催: | 千葉工業大学 |
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| 5.協 賛: | たたら研究会、日本民具学会、日本鉱業史研究会、産業考古学会金属鉱山分科会、 製鉄遺跡研究会、トキ・タカ資金 |
6.スケジュール(プログラムは変更されることがあります) |
| 10:00~10:10 | 開会挨拶 |
| 10:10~10:50 | 基調講演:なぜ、明治日本の産業が世界文化遺産候補となったか |
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| 産業遺産国民会議 加藤 康子 |
| 10:50~11:30 | 世界史の中の幕末明治期 late-comer日本の製鉄 |
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| 稼働資産を含む産業遺産に関する有識者会議メンバー 松尾 宗次 |
| 11:30~12:10 | 釜石、橋野高炉・橋野鉄鉱山の歴史と意義について(仮題) |
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| 日鉄鉱業(株) 小野崎 敏 |
| 12:10~13:10 | 昼食休憩 |
| 13:10~13:50 | 官営八幡製鉄所創立の産業史的意義について(仮題) |
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| 新日鐵住金(株)八幡製鉄所 菅 和彦 |
| 13:50~14:30 | 韮山反射炉の歴史と世界遺産登録への取り組み(仮題) |
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| 伊豆の国市観光・文化部 工藤 雄一郎 |
| 15:10~15:25 | 休憩 |
| 15:25~16:05 | 山口・萩を中心とした鉄産業遺産―大板山鉄山を中心としてー |
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| 梅光学院大学 渡部 一雄 |
| 16:05~16:45 | 世界遺産登録に向けた日本鉄鋼協会の役割と支援(仮題) |
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| 日本鉄鋼協会 小島 彰 |
| 16:45~16:55 | 閉会挨拶 |
| 17:15~19:15 | 懇親会(2号館20階ラウンジ) |
7.参加費: | 講演会 2000円(含論文集代)、懇親会 3000円(会場受付にてお支払下さい) |
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| 8.申込方法と締切日: |
| 参加ご希望の方は、講演会/懇親会の出欠と氏名・連絡先をご記入の上、FAXまたはE-Mailにて平成26年2月3日(月)までに下記宛お申込み下さい。 |
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| 9.申込先: | 981-8007 仙台市泉区虹の丘1-13-34 高橋礼二郎 (フォーラム座長) FAX:022-373-6799、 Mail:takareijiro@yahoo.co.jp TEL:080-6002-8166(携帯) |
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