本研究会は、今後の主要鉄資源のひとつと考えられるマグネタイト精鉱などのFe2+含有量の高い微粉原料の有効利用と高品質焼結鉱製造に繋がる基礎を提供することを目的に、平成25年度から活動を開始しました。Fe2+を含有する微粉原料の焼結層中での最適な賦存状態を、微粉鉱石の高効率造粒を通じた焼結生産率改善、鉱石および融液中の鉄の価数に着目した焼結鉱組織設計、焼結工程における鉄の酸化促進と焼結凝結材低減法の検討などを行っています。本シンポジウムでは、その中間報告として成果の一部を報告し、議論したいと思います。
1.日 時: | 2014年9月25日(木)9:30~17:15 | 2.場 所: | 第168回秋季講演大会 第5会場 (名古屋大学東山キャンパス IB電子情報館 中棟1階IB015教室) |
3.プログラム |
| 座長 森岡耕一(神鋼) |
| 09:30~10:05 | 趣旨説明 |
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| 村上太一(東北大) |
| 10:05~10:40 | 焼結原料造粒における微粒子バインダーの機能 |
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| 山口泰英、河内慎治、上城親司、松村 勝、野村誠治(新日鐵住金) |
| 10:40~11:15 | 擬似粒子の造粒性に及ぼす微粉ヘマタイトおよびマグネタイトの影響 |
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| 前田敬之、林 悠平、大野光一郎、国友和也(九大) |
| 11:15~11:50 | 焼結層中の溶融および構造変化挙動 |
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| 梅景俊彦(九工大)、湯 晋一(大岳R&Dコンサルタント) |
| 座長 前田敬之(九大) |
| 13:00~13:35 | 千葉焼結工場におけるLNGと酸素の複合ガス吹込み試験 |
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| 岩見友司、樋口隆英、山本哲也、大山伸幸、宮田浩臣(JFE) |
| 13:35~14:10 | マグネタイト微粒子を付着させたコークスの燃焼反応挙動 |
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| 小西宏和、大場雄介、柴田徹、川端弘俊、小野英樹、竹内栄一(阪大) |
| 14:10~14:45 | 融液生成による鉄系凝結材の酸化反応促進 |
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| 藤野和也、村上太一、葛西栄輝(東北大) |
| 座長 松村 勝(新日鐵住金) |
| 15:00~15:35 | 焼結性に及ぼす酸化鉄配合の影響 |
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| 階元仁史、塩崎良太、松山和彦、佐々 豊(日新) |
| 15:35~16:10 | 焼結鉱融液生成に及ぼすマグネタイト鉱石の影響 |
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| 多木 寛、大野光一郎、前田敬之、国友和也(九大) |
| 16:10~16:45 | FeOx-CaO-SiO2系のFeOx側液相線に及ぼすAl2O3の影響 |
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| 片平圭貴、渡邊 玄、林 幸(東工大) |
| 16:45~17:15 | 総合討論 |
4.参加費: | 1,000円 | 5.参加申込: | 当日会場で受け付けいたします。 |
問合せ先:東北大学大学院環境科学研究科 村上太一
TEL. 022-795-4896 E-mail : taichii@material.tohoku.ac.jp |
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