現在鉄鋼業の未利用熱エネルギー、いわゆる排熱は1次エネルギーの4%程度に相当し、その温度域、形態およびその発生状況も多岐に渡っています。しかし、依然として固体顕熱(製品、コークス等)、液体顕熱(スラグ)および気体顕熱(COG、LDG等)が未利用熱として存在し、その適当な回収方法が無いことや既存の水蒸気発生では温度低下を引き起こし大きなエクセルギー損失を伴うことが問題となっています。これら未利用熱の有効活用は、その温度域に近い熱需要で再生利用することが最も熱力学的に優れていることは自明であり、そのため所望の温度域で熱回収できる潜熱蓄熱技術や化学蓄熱技術、さらに熱電変換型の蓄熱技術は大変魅力的です。これら蓄熱技術の研究動向と製鉄所内での利用に関して議論することを目的としています。鉄鋼各社ならびに大学・研究機関からの皆様のご参加をお願いできれば幸いです。
1. 日時: | 2014年3月23日(日)9:30~12:00 | 2. 場所: | 第167回春季講演大会 第7会場 (東京工業大学 大岡山キャンパス西8号館3階W833教室) |
3. プログラム |
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| 09:30-09:40 | 趣旨説明 沖中憲之(北大) |
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| 09:40-10:10 | 「鉄鋼排熱有効利用のための高温潜熱蓄熱技術の研究動向」 能村貴宏(北大) |
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| 10:10-10:40 | 「産業排熱の有効利用を目指した化学蓄熱材の設計と反応性評価」 劉 醇一(東工大) |
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| 10:40-11:10 | 「鉄鋼排熱による熱電発電」 黒木高志(JFEスチール) |
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| 11:10-11:40 | 「潜熱蓄熱材による熱電発電用排熱温度の緩衝」 沖中憲之(北大) |
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| 11:40-12:00 | 総合討論 |
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※事前申し込み不要。 ※シンポジウムのみに参加する場合、鉄鋼協会受付にお立ち寄りいただく必要はありませんので、直接シンポジウム会場へお越しください 問合せ先:北海道大学 大学院 工学研究院 沖中憲之 Tel. 011-706-7290, E-mail:oki@eng.hokudai.ac.jp |
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