鉄鋼スラグの利用に関連して製鉄プロセスの技術がどのように改革されてきたか、今後どのような発展が求められるのについて研究します。多数の方々にご参加頂き活発な討論をお願い申し上げます。
テーマ: | 製鋼スラグの利用に伴う製鉄プロセスの技術改革の歴史と今後の革新的発展 |
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| 1.日 時: | 2014年2月24日(月)13:00-17:00 |
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| 2.場 所: | 日本鉄鋼協会 第1&2会議室:鉄鋼会館5階 (中央区日本橋茅場町 3-2-10) |
3.講演スケジュール:
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| 13:00-14:00 | 「鉄鋼スラグの規格化と今後の展開」 |
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| :薮田 和哉氏(JFE) |
| 14:00-15:00 | 「リン資源としての鉄鋼スラグ利用」 |
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| :山末 英嗣氏(京大) |
| 15:00-16:00 | 「製鋼スラグの利用に伴う製鉄プロセスの技術改革の歴史と今後の革新的発展」 |
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| :丸川 雄浄氏(元住金) |
| 16:20-17:00 | 全体討論 |
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| 4.内 容: |
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| 薮田 和哉氏: | 1901年に官営八幡製鉄所でアジア初の銑鋼一貫製鉄が始まり、1910年に高炉セメントの製造が行われた。その後、鉄鋼生産の拡大とともに鉄鋼スラグの用途開発も同時に推進された。1960年代までは主に臨海製鉄所の建設資材として活用され、1973年のオイルショック以降は、省エネルギー・省資源の社会ニーズに応えて鉄鋼スラグの資源化が飛躍的に進展し、土木資材など社会インフラを支える循環資材として利用されている。本講では、これまでの鉄鋼スラグ活用の概要を述べた後、最近の利用事例について述べる。 |
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| 山末 英嗣氏: | 従来の製鋼スラグは廃棄物と見なされその有効利用法が模索されてきた。その一つがリン資源としての利用である。スラグ中に含まれるリンの重量は,国内に輸入されるリンと同程度であり,枯渇性かつ代替性に乏しいリンの新しい資源として高いポテンシャルを持つ。将来想定されるリンの価格高騰によっては、鉄鋼メーカーは鉄鋼だけでなくリンも主要製品として製造する時代が来る可能性があり、究極的には鉄鋼が副産物となる可能性も十分に考えられる。このような転換がどのような条件で起こりうるのかについて議論を行う。 |
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| 丸川 雄浄氏: | 従来の製鋼スラグの利用は、燐が高い(1~2%)ために製銑原料として使うことができず、またその塩基度の高さ(3.0以上)のために加水反応等により膨張して、路盤材等での利用が難しく、やむなく海上埋め立て等によりコストを掛けながら廃棄処分をしてきた。そこで、スラグ中の燐濃度を5%以上に上げて燐資源としつつ、製鋼スラグの製銑原料化を進めることができる新しい資源回収新溶銑予備処理プロセスを提案する。 |
5.参加費: | 無料 |
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| 6.参加申込み: | 参加希望の方は、E-mailまたはFaxにて氏名、所属、連絡先(電話、Fax、E-mail)を明記の上、下記宛お申込み下さい。当日参加も受け付けます。 |
申込み・問合せ先: | 〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学 大学院美術研究科文化財保存学専攻 永田 和宏 Fax:03-5685-7780/E-mail:nagata.k.aa@m.titech.ac.jp |
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