「鉄文化財にみる日本の独自技術の学際的研究フォーラム」は、文化財科学、考古学、鉱山地質学、冶金学、文化人類学などを専門とする若手研究者と企業の実務担当者らが定期的に集まり、文理融合した学際的研究体制により鉄文化財に関する特定の研究項目に関して実証的な学術研究に取り組むことで、原料や産地、製造方法、海外との技術交流や流通形態など、鉄に関する日本古来の独自技術を解明し、その産業利用の可能性について検討することを目的に今年(2014年度)発足致しました。 フォーラム発足を記念し、また今後の具体的研究項目について活発に討議・検討する場としての「キックオフ 第1回研究会」を開催致します。今回は参加費無料、事前申し込み不要となっております。ご興味のある方は是非ご参加下さい。 テーマ:「鉄文化財にみる日本の独自技術の学際的研究の第一歩として」
3.プログラム: |
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| 10:00~10:10 | 開会挨拶・フォーラムの趣旨説明 |
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| フォーラム主査 田中眞奈子(東京藝術大学) |
| 座長: 中西哲也(九州大学) |
| 10:10~10:35 | 鉄文化財にみる日本の独自技術の学際的研究に対する材料科学(文化財科学)からの貢献 |
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| 東京藝術大学 田中眞奈子 |
| 10:35~11:00 | 近世考古学からみた“江戸”の鉄利用のシーンとその背景(台場ダボも例に) |
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| 東京藝術大学 水本和美 |
| 11:00~11:25 | 東アフリカにおける製鉄技術の類似と差異
-物質文化研究から技術移動ルートを検証する |
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| 大阪大学 村橋 勲 |
| 11:25~11:30 | 休憩 |
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| 11:30~11:55 | 熱力学から見た古代製鉄 |
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| 東京工業大学名誉教授 永田和宏 |
| 11:55~12:20 | 金属技術史の学際的研究に対する金属考古学の貢献 |
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| 愛媛大学 笹田朋孝 |
| 12:20~13:30 | 休憩 |
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| 座長: 笹田朋孝(愛媛大学) |
| 13:30~13:55 | 従来製鉄法へのプロセス工学的アプローチ |
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| コベルコ科研 松井良行 |
| 13:55~14:20 | 古代金属生産の冶金学的検証と産業エコロジー工学への展開 |
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| 京都大学 山末英嗣 |
| 14:20~14:45 | パルス中性子イメージングの文化財研究への応用 |
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| 名古屋大学 塩田佳徳 |
| 14:45~14:50 | 休憩 |
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| 14:50~15:15 | 銅製錬に関連したCu-Fe-S系の問題 |
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| 九州大学名誉教授 井澤英二 |
| 15:15~15:40 | 金属技術史の学際的研究に対する鉱山地質学からの貢献 |
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| 九州大学 中西哲也 |
| 15:40~15:50 | 全体総括 |
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| コベルコ科研 松井良行 |
| 15:50~16:00 | 閉会挨拶 |
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| 九州大学 中西哲也 |
4.参加費: | 無料 ※事前申し込みは不要。 | 5.問い合せ先: | 田中眞奈子(東京藝術大学 アートイノベーションセンター) TEL: 050-5525-2486、E-mail:tanaka.manako@pc.geidai.ac.jp |
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