1. 期 日:
| 2013年9月4日(水)13:00~5日(木)15:00
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2. 会 場:
| ホテルKSP 会議室711 〒213-0012 川崎市高津区坂戸3-2-1 かながわサイエンスパーク(KSP) TEL. 044-819-2211 FAX. 044-812-8484
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3. 講義の概略:
| 鉄の基本的な強化機構である固溶強化、転位強化、粒子分散強化、結晶粒微細化強化について、転位論に基づいた理論的な解説を行う。具体的には、固溶強化に関する溶質元素の濃度依存性、転位強化に関するBailey-Hirsch則、粒子分散強化におけるOrowan則、結晶粒微細化強化におけるHall-Petch則などを理論的に導出し、実験結果なども含めて各強化機構による強化限界に関して解説する。その他、時間が許せば、複相鋼の降伏強度の考え方、脆性破壊に対する結晶粒径依存性についても説明する。 (2012年9月6日〜7日実施の「強化機構専科」と同一内容です。)
講義の目次
1. | 強度の評価方法 | 2. | 金属結合と塑性変形 | 3. | 転位の運動とマクロな塑性ひずみの関係 | 4. | 金属のすべり変形に関する基礎知識(すべり系とTaylor因子) | 5.
| マクロなせん断応力と転位を動かす力 | 6. | 材料の強化原理(転位のピン止め強化とPile-up強化) | 7. | 固溶強化(Fleisherの式) | 8. | 転位強化(Bailey-Hirschの式、限界転位密度、強化限界) | 9. | 粒子分散強化(Orowanモデル、強化限界) | 10. | 結晶粒微細化強化(多結晶金属の降伏、Hall-Petchの式、強化限界) | 11.
| 強化機構の加算式 | 12. | フェライト鋼の降伏(L?ders変形と降伏点伸び) | 13. | 複相鋼の降伏強度 | 14. | 金属材料の靭性(Charpy衝撃試験) | 15. | bcc金属の低温脆性(双晶変形とへき開破壊) | 16.
| 双晶変形応力の温度、ひずみ速度依存性 | 17. | 脆性破壊に及ぼす材料因子の影響 |
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4. プログラム概略:
| 9/4(水) 13:00までに集合 13:15〜18:15 講義 19:00〜21:00 夕食・懇親会(会場未定)
9/5(木) 9:00〜12:00 講義 12:00〜13:00 昼食休憩 13:00〜15:00 講義 アンケート収集後、解散
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5. 講 師:
| 高木 節雄(九州大学教授)
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6. 幹 事:
| 匹田 和夫(新日鐵住金:本コースの円滑な運営のための世話役)
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7. 募集定員:
| 10〜20名(定員を超えた場合は、先着順とさせていただきます。)
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8. 参加資格:
| 国内に生産拠点を有する維持会員企業に属する日本鉄鋼協会個人正会員 国内に生産拠点を有する維持会員企業の推薦を受けた企業会員(日本鉄鋼協会個人正会員) 日本の大学に属する若手教員(日本鉄鋼協会個人正会員)
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9. 費 用:
| 受講料 25,000円 (本会維持会員会社所属の方、大学若手教員) 35,000円(上記以外の方)
懇親会費 6,000円程度 ※講師との懇親も当専科の目的ですので、懇親会は参加必須とさせていただきます。 ※当日現金支払いでお願いいたします。なお、宿泊は各自でご手配願います。 ※9/5(木)の昼食は各自お近くのお店でお願いいたします。 ※交通手段は各自でご手配願います。
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10. 申込締切日:
| 2013年7月31日(水)期日厳守 キャンセルは2013年8月23日(金)までにお願いいたします。
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11. 申込方法: | 申込は終了しました。 ※なお、申込みいただいたデータは、当該専科に関する業務以外の 用途には使用いたしません。
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12. 問合せ先(幹事): | 新日鐵住金(株) 技術開発本部 鉄鋼研究所 薄板研究部 主幹研究員 匹田和夫 TEL. 06-7670-5826 E-mail: hikida.7ab.kazuo@jp.nssmc.com 〒660-0891 尼崎市扶桑町1-8
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