近年、CO2排出削減に効果的な高炉の低還元材比操業を安定継続するため高強度コークスの製造が要求されている。その一方で、良質な原料炭や鉄鉱石資源の枯渇化が進行しており、劣質資源から良質な高炉用原料を製造する技術がますます重要となっている。石炭においては良質な粘結炭価格の上昇に連動して、枯渇危機も現実味を帯びてきており、さらなるコークス製造用の炭素資源の拡大が重要な課題である。 そこで、劣質資源である非微粘結炭に加えて、亜瀝青炭、褐炭、バイオマス等の未利用炭素資源を活用した新しいコークス化技術の基礎研究を目的として、2010年に「劣質・未利用炭素資源コークス化技術研究会」を発足し、研究を推進してきた。 本シンポジウムにおいては、この研究会の成果報告として、新規性の高い課題の研究成果を発表し、討議する。活発な討議を通じて、本研究成果が、劣質・未利用炭素資源コークス化技術の実用化へ資することを期待する。
1.日 時: | 2013年9月25日(水)9:30〜17:50 |
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| 2.場 所: | 新日鐵住金(株) 本社 9階 S1〜3会議室 (〒100-8071 東京都千代田区丸の内2丁目6番1丸の内パークピルディング) (当日連絡先)TEL:080-5886-7014 (新日鐵住金? 製銑技術部 鈴木) ※入館受付2階 |
3.プログラム |
| 09:30〜09:40 | 主査挨拶 |
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| 青木秀之(東北大) |
| 09:40〜10:25 | バインダー化学構造の解明(低品位炭からの溶剤改質炭製造) |
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| 鷹觜利公(産総研) |
| 10:25〜11:10 | バインダー融着機能の解明(劣質炭素資源からのコークス製造) |
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| 林潤一郎(九大) |
| 11:10〜11:55 | 酸素含有炭素資源コークス化技術 |
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| 植木保昭(名大) |
| 12:50〜13:35 | 褐炭・亜瀝青炭コークス化技術 |
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| 蘆田隆一(京大) |
| 13:35〜14:20 | ヘテロ元素挙動解析 |
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| 坪内直人(北大) |
| 14:20〜15:05 | 重質石油残渣コークス化技術 |
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| 関根 泰(早大) |
| 15:20〜16:05 | 非溶融粒子界面の接着強度、ミクロ炭素構造解析 |
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| Atul Sharma(産総研) |
| 16:05〜16:50 | 気泡生成挙動解明 |
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| 瀧 健太郎(山形大) |
| 16:50〜17:35 | 劣質・未利用炭素資源含有コークスの強度評価モデル |
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| 齋藤泰洋(東北大) |
| 17:35〜17:45 | 活動総括と今後の展開 |
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| 野村誠治(新日鐵住金) |
| 17:45〜17:55 | 閉会挨拶 |
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| コークス部会長 齋藤公児(新日鐵住金) |
| 18:00〜 | 技術懇談会 |
4.定 員: | 80名 |
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| 5.参加費: | 会員6,000円 非会員7,000円 | 技術懇談会費: | 3,000円 |
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| 6.その他: | 参加費は当日9階会議室前の受け付けにてお支払い下さい。 テキストは当日配布となります。 |
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| 7.参加申込: | 事前にFAXまたはE-mailで、会員番号・勤務先・所属・住所・電話番号・FAX・E-mailアドレスを明記の上、下記までお申込み下さい。 |
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| 8.申込期限: | 2013年9月13日(金) |
申込・問合先: | 東北大学大学院工学研究科化学工学専攻 黛 祐子 TEL.022-795-7251、FAX.022-795-6165 E-mail:mayuzumi@tranpo.che.tohoku.ac.jp |
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