|
高張力鋼をはじめとする構造材料の破壊特性はミクロ組織に大きく依存するが、強度特性など他の機械的特性に比べてその理論的解明は遅れている。破壊特性は大きなばらつきを有することがその要因のひとつと考えられる。これまでの継続フォーラムにおいてこの問題の解明を目指して研究と討論を行ってきた。本シンポジウムではへき開破壊・延性破壊の特性とミクロ組織の関係を中心に最新の話題を提供する。 |
|
1.日 時: | 2012年9月17日(月)13:00~17:20 |
2. 場 所: | 第164回秋季講演大会 第17会場(愛媛大学 城北キャンパス 工学部4号館19講義室) |
3. プログラム: | |
13:00~13:10 | 開会のあいさつ |
粟飯原周二(東京大学) |
座長:大畑 充 |
13:10~13:40 | ワイブル応力論に基づく破壊靱性のばらつきとm値推定 |
○田川哲哉(名古屋大学)、富永英嗣(大阪大学,(現)東京製鐵) |
13:40~14:10 | 0.1C-5Mn超微細ヘテロ組織鋼のシャルピー靱性 |
○花村年裕、鳥塚史郎(物質・材料研究機構) |
14:10~14:40 | フェライト鋼のへき開破面単位の温度依存性とそのモデル化 |
○柴沼一樹・粟飯原周二(東京大学) |
14:40~15:10 | 鉄鋼材料における脆性き裂伝ぱ時の散逸エネルギー |
○川畑友弥(住友金属工業)、粟飯原周二(東京大学) |
座長:田川哲哉 |
15:20~15:50 | 延性き裂進展抵抗に及ぼす材料組織形態の影響 |
○大畑充(大阪大学) |
15:50~16:20 | 高強度鋼の延性き裂進展挙動 |
○崎本隆洋、伊木聡、大井健治(JFEスチール) |
16:20~16:50 | 白色干渉計を用いたき裂先端ひずみ分布の取得とき裂進展挙動解明への適用 |
○高島和希、峯洋二、松田光弘(熊本大学)、島田祐介(新日本製鐵) |
16:50~17:20 | 総合討論 |
17:20 | 閉会の挨拶 |
粟飯原周二(東京大学) |
4. 参加費: | 1,000円→無料(資料は当日会場で配布,事前申し込み不要,会場に直接にお越し下さい) |