1.期 日: |
| 2012年10月18日(木)13:00~19日(金)12:30 |
2.会 場: |
| 新日鐵住金 尼崎 人材育成センター 〒660-0892 兵庫県尼崎市東難波町2-17-85 TEL. 06-4868-8625 |
3.講義の概略: |
| 「板圧延の 3次元変形挙動の古典的圧延理論による解明」 KarmanとOrowanの理論に代表される古典的圧延理論は、圧延現象の解明のため重要な役割を果たしてきた。有限要素解析が発達した現代でも、板圧延における諸現象の本質を理解するためだけでなく、オンラインモデルでの応用は当分必要と思われる。本専科では、古典的な圧延理論を応用した理論を広範囲に取り扱う。具体的には、平面ひずみ条件の制約を取り外した板クラウン・形状の理論を中心とし、そのオンライン適用を可能にした高速バージョンの概要を説明する。これは、タンデム圧延の動的シミュレーション、および左右非対称な蛇行現象の解明に応用できる。
目次(講義予定) 1. Orowanの圧延理論の概要と数値計算上の諸問題。 w関数の定義と計算法、滑り摩擦条件での方程式の解法、釣合い方程式の積分法、圧延荷重・トルクの定義と計算法、ロール偏平式との連立解法 実際には幅方向に一様でないのに、なぜ平面ひずみ条件で計算してよいか? 2. 任意形状ロール偏平時の圧延解析 中立域は本当に存在するか? 何がおこっているか? 有限要素 法は正しいか? 弾性復元域の開始点は板厚最小点と一致するか? 3. 一般化2次元圧延理論 3.1 多段圧延機のロール変形の取り扱いにおける諸問題 Poisson変形とは? オンラインモデルで必須 = 等価2段圧延機の計算法 3.2 幅方向ひずみの支配法則 3.3 張力フィードバックモデルの誤り 大先生の忠告「入側と出側で対称のはず」 3.4 板形状モデルの現状(と将来) 4.一般化2次元圧延理論の高速バージョン 4.1 高速バージョンとは 4.2 高速バージョンの係数行列と転写率、遺伝係数との関係 4.3 タンデム冷延の3次元解析モデル 5.蛇行現象の数式モデル 5.1 左右非対称圧延の動的現象の支配方程式 5.2 タンデム圧延におけるスタンド間材料のモデル 5.3 タンデム冷延における蛇行現象のシミュレーション 6.まとめと残された問題へのアプローチ
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4.プログラム概略: |
| 10/18(木) 12:45までに集合 13:00~18:00 講義 18:30~20:00 夕食・懇親会(於:尼崎研修所10階ラウンジ) 10/19(金) 8:45~12:30 講義 アンケート収集後、解散 |
5.講 師: |
| 松本紘美(北九州市立大学教授) |
6.幹 事: |
| 浜田龍次(新日鐵住金:本コースの円滑な運営のための世話役) |
7.募集定員: |
| 10~20名(定員を超えた場合は、先着順とさせていただきます)。 |
8.参加資格: |
| 国内に生産拠点を有する維持会員企業に属する日本鉄鋼協会個人正会員 国内に生産拠点を有する維持会員企業の推薦を受けた企業会員(日本鉄鋼協会個人正会員) 日本の大学に属する若手教員(日本鉄鋼協会個人正会員) |
9.費 用: |
| 受講料 : 25,000円(本会維持会員会社所属の方、大学若手教員) 35,000円(上記以外の方) 懇親会費 : 5,000円(1回) ※講師との懇親も当専科の目的ですので、懇親会は参加必須とさせていただきます。 ※当日現金支払いでお願いいたします。なお、宿泊は各自でご手配願います。 |
10.申込締切日: |
| 2012年9月27日(木)期日厳守 キャンセルは2012年10月11日(木)までにお願いいたします。 |
11.申込方法: |
| ※申込みは終了致しました。 |
12.問合せ先(幹事): |
| 新日鐵住金(株) 技術開発本部 鉄鋼研究所 ソリューション開発部 主幹研究員 浜田龍次 TEL. 06-7670-8590 /FAX. 06-7670-5855 E-mail: hamada.mp7.ryuji@jp.nssmc.com 〒660-0891 尼崎市扶桑町1-8 |