4.プログラム: |
座長:今野 雄介(新日鐵) |
13:00~13:10 | 開会の挨拶とシンポジウム趣旨説明 |
輿水大和(中京大学) |
13:10~14:10 | 新しい画像センシングの形 -コンピュテーショナルフォトグラフィの概要と可能性- |
長原一(九州大学) |
近年のデジタルカメラは、携帯電話やPCに標準搭載されるなど様々な応用がなされ、産業的には大きく発展してきた。しかしながら、最新のデジタルカメラにおいても撮像素子や光学素子の改良は行われてきたものの、その撮像原理は15世紀に発明されたカメラオブスキュラからほとんど進化していない。これに対して、近年CGやコンピュータビジョン分野において、コンピュテーショナルフォトグラフィと呼ばれる撮像光学などのハードウェアと画像処理というソフトウェア融合する新しい画像センシング分野が盛んに研究されている。本講演では、現在のコンピュテーショナルフォトグラフィの研究動向とその解説,そして今後の発展について講演する。 |
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14:20~15:20 | 画像・映像認識におけるパターン認識技術の動向 |
堀田政二(東京農工大学) |
画像や映像認識は、その応用範囲の広さから、多くの計算機によるパターン認識・computer visionに関わる技術者や科学者が取り組んでいるものであるが、一方で人間がどのように物体認識を行っているのか、という未解決問題を工学的に説明する試みであるともいえる。本講演では、機械による画像・映像認識の動向を紹介しながら、この問題の本質について自由に議論することを目的とする。 |
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15:30~16:30 | 局所特徴量を用いた物体検出 |
山下隆義(オムロン) |
近年、顔や人を対象として、映像中から物体を検出する技術が実用化されつつある。物体検出は、検出対象の向きの変化や照明等の外乱の影響下でも高い検出精度が求められる。さらに、実用化に向けては高速な処理や低メモリコストでの実現が不可欠である。本講演では、様々な環境でも高い検出精度を得ることのできる物体検出の仕組みについて解説する。また、実用化に向けた工夫についても紹介する。 |
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16:30~16:45 | 総合討論 |