1.期 日: |
| 2012年10月11日(木)13:00~12日(金)12:30 |
2.会 場: |
| 一般社団法人 日本鉄鋼協会 第1・2会議室 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町3-2-10 鉄鋼会館5階 TEL.03-3669-5931 |
3.講義の概略: |
| 水素脆性は水素エネルギーの利用や省エネルギー技術の進展など、対象材料や使用条件の拡大に伴い重要性が増大している。一方、水素状態分析をはじめとする実験手法や計算科学の進歩もあり、水素脆性の理解は新しい局面にある。そこで、水素脆性の全貌を材料物性と破壊過程の基礎的観点から整理しながら、実用課題への的確な対応を考える。 講義目次 1.材料中の水素の存在状態と移動 ・ 固溶状態といろいろな格子欠陥との相互作用 ・ 水素の移動:拡散速度と影響因子、転位による輸送 ・ 存在状態の検出法:水素透過法、昇温脱離法、可視化 2.水素脆性破壊の特徴 ・ 脆化度に及ぼす試験条件の影響、破面形態、塑性変形の局所化 ・ 水素と塑性変形との相互作用:転位運動の活性化、損傷の生成助長 ・ 脆化に関与する水素、脆化度に及ぼす組織因子の影響 3.水素脆性機構 ・ 破壊現象の基本概念 ・ 脆性破壊としての扱い:初期き裂の生成とき裂不安定化条件 ・ 粒界破壊 ・ 塑性変形が主導する破壊:ボイド生成・成長・連結、塑性不安定性 ・ 破壊過程の解析:延性・脆性破壊遷移現象、き裂進展抵抗曲線 ・ いろいろな機構モデルの比較 4.環境からの水素侵入と水素脆性評価法 ・ 表面電気化学反応と環境因子の影響 ・ 評価法の必要要件と適用の注意事項 ・ 標準的試験法とその意義、限界水素量の意味 |
4.プログラム概略: |
| 10/11(木) 12:45 集合 13:00~18:00 講義 18:00~19:30 夕食・懇親会(会場未定) |
| 10/12(金) 9:00~12:00 講義 アンケート収集後、解散 |
5.講 師: |
| 南雲道彦 (早稲田大学名誉教授) |
6.幹 事: |
| 川上和人 (新日本製鐵:本コースの円滑な運営のための世話役) |
7.募集定員: |
| 10~20名(定員を超えた場合は、先着順とさせていただきます)。 |
8.参加資格: |
| 国内に生産拠点を有する維持会員企業に属する日本鉄鋼協会個人正会員 国内に生産拠点を有する維持会員企業の推薦を受けた企業会員(日本鉄鋼協会個人正会員) 日本の大学に属する若手教員(日本鉄鋼協会個人正会員) |
9.費 用: |
| 受講料 : 25,000円(本会維持会員会社所属の方、大学若手教員) 35,000円(上記以外の方) 懇親会費 : 6,000円(1回) 基本テキスト代※ 4,800円 ※当日現金支払いでお願いいたします。なお、宿泊は各自でご手配願います。 ※講師との懇親も当専科の目的ですので、懇親会は参加必須とさせていただきます ※基本テキストとして、「水素脆性の基礎」(南雲道彦著、内田老鶴舗)を使用しますので、お持ちの方はご持参下さい。なお、購入ご希望の方には特別価格税込4,800円にて当日用意いたしますので、申込の際に付記して下さい。 |
10.申込締切日: |
| 2012年9月21日(金) 期日厳守 キャンセルは2012年10月4日(木)までにお願いいたします。 |
11.申込方法: |
| ※申込みは終了致しました。 |
12.問合せ先(幹事): |
| 新日本製鐵(株)先端技術研究所 数理科学研究部 主任研究員 川上 和人 TEL. 0439-80-3013 /FAX. 0439-80-2745 E-mail: kawakami.kazuto@nsc.co.jp 〒293-8511 富津市新富20-1 |