この度、光電子分光の研究で著名な木村先生を招き、講演会を開催することになりましたのでご案内申し上げます。奮ってご参加くださいますよう、お願い申し上げます。 | | 日 時: | 平成20年7月5日(火)15:00~16:30 | 場 所: | 東北大学大学院工学研究科 総合研究棟101講義室 (駐車場は、マテリアル開発系駐車場を御利用下さい) | 演題: | 「光電子分光と内殻吸収分光からみたホイスラー合金の電子状態」 | 講師: | 広島大学大学院理学研究科 木村 昭夫 准教授 | 共催: | 日本金属学会東北支部、日本鉄鋼協会東北支部 | 講演内容: ホイスラー合金には、高スピン偏極、高効率熱電変換、強磁性形状記憶といった様々な機能性を示す材料が含まれる。これらの機能性は主にその電子状態が担っている。その電子状態を実験的に見極めることは、より高い機能性を持つ材料の開発には欠かせないと言えるであろう。本講演では、物質の電子構造の決定に最有力の実験手法である光電子分光や内殻吸収磁気円二色性(XMCD)分光について解説し、高スピン偏極材料の代表であるCo2MnSi(Ge)や、強磁性形状記憶材料Ni2Mn1+xSn1-xについての我々の最近の研究を紹介する[1,2]。時間が許せば、ホイスラー型合金におけるトポロジカル絶縁体相の可能性についても触れたい。 [1] K. Miyamoto et al., Phys. Rev. B 79, 100405 (2009). [2] M. Ye et al., Phys. Rev. Lett. 104, 176401 (2010). |
問い合わせ先: 貝沼亮介 E-mail:kainuma@material.tohoku.ac.jp |
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