6. プログラム: |
13:00~13:15 | フォーラム紹介 |
座長 玉置 久(神戸大) |
13:15~14:15 | 講演「不具合情報に基づくデザインレビュー項目の設定」 |
講師 山田 秀(筑波大) |
製品の複雑化、多様化により、後工程で起こりうる不具合を設計段階で検出するデザインレビュー(設計審査)の重要性はより一層増している。一般にデザインレビュー項目は、技術的知見、過去の経験などから設定され、人の技量によるところが大きい。本講演では、言語で記述された不具合情報を言語データ処理などにより解析し、デザインレビュー項目設定を支援する方法を紹介する。 |
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14:15~15:15 | 講演「人がシステムへの信頼を失うとき」 |
講師 塩瀬隆之(京都大) |
コンピュータの支援をまったく受けない機械操作をものづくりの現場で見つけることは、年々減ってきている。確かに、コンピュータ支援技術はものづくりに高効率化、高精度化をもたらすが、同時にわれわれの認知を置き去りにするほどの膨大な情報がかえってシステムへの不信を募らせてしまう。また一方で、情報支援システムへの過信が、不意にトラブルに見舞われたときに取り返しのつかない事態を引き起こすことも課題である。システムを妄信せず、されど適正に信頼を置くシステムデザインについて概説する。 |
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15:30~16:30 | 講演「鉄鋼業における人間中心のシステム構築への期待」 |
講師 楢崎博司(神鋼)・北條成人(JFE) |
鉄鋼業におけるシステム化は、これまで業務自体の効率化や自動化を主眼に進展してきた。しかし対象とする問題は種々の要因によって複雑化したり構造が変化したりする。これに対応するため、柔軟性をもつ人間と協調しながら問題解決を支援するシステムや、さらに進んで人間の知識やシステムの機能の「成長」に活用できるようなシステムが望まれるようになってきた。本講演では、鉄鋼業における「人間中心のシステム」への期待について述べる。 |
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16:30~17:00 | 総合討論 |
登壇者を中心に人とシステムの信頼構築のための新技術に関する今後の展開について議論します。 |