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13:30~14:10 | 圧延における潤滑モデルと潤滑特性の評価法 |
横浜国立大学大学院 柳田 明 |
内容:圧延速度の高速化、高負荷、高圧下圧延、寸法、表面性状などを満たすためには、解決すべきトライボロジー問題が多く存在し、研究が行われている。本報告では、問題の解決を理論(圧延流体潤滑理論)と実験(圧延シミュレータ)の両面からアプローチする方法を解説する。 |
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14:10~14:50 | 調質圧延における亜鉛めっき鋼板への表面テクスチャー転写挙動 |
JFEスチール(株) 植野 雅康 |
内容:プレス成形に用いられる薄鋼板では成形時の金型との界面に潤滑油を保持するため所定の表面粗さを付与することが要求される。通常、表面粗さは鋼板を調質圧延する際にロール表面粗さを鋼板に転写させることで作りこんでいるが、その転写挙動についての解明は十分ではない。本報では調質圧延における表面粗さの転写挙動について亜鉛めっき鋼板を対象に調査した結果を紹介する。 |
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14:50~15:10 | 休憩 |
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15:10~15:50 | せん断加工の工具摩耗に及ぼす被加工材質の影響 |
名古屋大学大学院 博士課程 石黒 太浩 |
内容:高速、大量生産されるせん断加工製品の切口面性状の品質を加工初期から一定に保つためには工具の摩耗機構を解明し予測することが重要であり、多くの報告がされている。本報告ではせん断加工実験と有限要素解析を行うことで被加工材の材料特性が工具摩耗に及ぼす影響について調査した結果を紹介する。 |
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15:50~16:50 | 有限要素解析における接触問題の取り扱いの基礎 |
京都大学大学院 浜 孝之 |
内容:塑性加工の有限要素法解析では、被加工材と工具との接触状態を適切に再現することは高精度な解析を行う上で極めて重要な因子である。本講演では弾塑性有限要素法を対象として、接触問題の取り扱いの基礎を概説する。また計算上留意すべき点を適宜概説する。解析精度向上の一助となれば幸いである。 |