6.プログラム: |
13:00~13:10 | フォーラム紹介 |
座長 寺野隆雄(東京工業大学) |
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13:10~14:10 | 講演「原料一貫物流最適化に向けて -大規模問題への取り組み-」 |
講師 小林敬和(新日本製鐵(株) 技術開発本部) |
鉄鋼業は、その生産量の多さから取扱う原材料、半製品、製品も多く、生産計画、物流計画も複雑で大規模である。生産コスト、物流コストの削減と安定生産のため、これら計画の最適化が望まれている。この中でも、製銑工程での原料物流コストの占める割合は大きい。 そこで、この原料物流コスト改善を目的に、大規模生産計画、物流計画への取り組み状況を報告する。 |
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14:20~15:20 | 講演「サプライ・チェイン最適化のための統一言語とソルバー群」 |
講師 久保幹雄(東京海洋大学) |
サプライ・チェインにおける様々な最適化問題を、1つの統一仕様(SCML:Supply Chain Modeling Language)で記述し,さらにそれらを効率的に解くためのシステムを紹介する。モデルは仕様にしたがったテキストファイル、もしくはプログラミング言語Pythonのクラスとして入力できる。入力は高度にチューニングされたソルバー群に渡されることによって求解され、最適化された結果もSCMLの仕様に従って保管される。最近のサプライ・チェイン最適化では、異なるモデルの融合が重要であるが、SCMLはそのような場面で有効である。 |
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15:30~16:30 | 講演「プロダクションクラスタ利用型グリッド向け高性能最適化システム」 |
講師 小野 功(東京工業大学) |
グリッドは、地理的に分散した複数拠点の計算資源をインターネット越しに相互接続して並列処理を行うことにより、従来では実行困難な大規模計算を安価に実現する技術として注目されている。近年、大学の計算機センターや企業などがプロダクションクラスタのノードを時間貸しするサービスがはじまっており、本サービスを利用すれば、ユーザは自身で計算機の管理を行わなくても、必要なときに利用料を支払うことにより、容易にグリッド計算環境を構築することが可能になってきている。本講演では、計算機の非専門家でもプロダクションクラスタ利用型グリッド上で大規模最適化を容易に実行できる環境を提供することを目的として開発されているグリッド向け高性能最適化システムを紹介する。 |
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16:30~17:00 | 総合討論 |
講師 小野 功(東京工業大学) |
登壇者を中心に、大規模生産物流計画問題への取り込みの今後の展開について議論します。 |