鉄鋼の多くは構造用部材として使われることから考えて、その力学特性を基礎的に理解することはきわめて重要です。鉄鋼材料の力学特性に対する要求は近年ますます厳しくなっており、従来の経験則に頼った材料開発では大きなブレークスルーが望めず、力学挙動の基礎を理解することの重要性が増しています。こうした背景の元、本部会では、同じ主題の国際シンポジウムThe 2nd International Symposium on Steel Science (ISSS-2009)を、平成21年11月に京都にて開催しました。本セミナーでは、国際会議で議論された重要な点を総括するとともに、その後の進展も含めて、鋼材の力学特性と組織との関連についての研究の現状と課題を、新しい解析技術の紹介も織り交ぜながら、ユーザーの立場に立って討議したいと思います。多数ご参加くださいますようご案内いたします。 | | 1.日 時: | 2010年12月7日(火)10:00~17:00 | 2.場 所: | コープビル 6階 第3会議室 〒101-0047 東京都千代田区内神田1-1-12 案内図(PDF) | 3.交 通: | 地下鉄:大手町駅から徒歩約5分:丸ノ内線(A1出口) 千代田線(C1出口)、東西線(B1出口) JR:神田駅西口から徒歩約8分、東京駅からタクシー5分 |
4.プログラム: | 10:00~10:15 | 趣旨説明 | NIMS 津崎兼彰(WG主査) | 10:15~11:00 | 第2回鉄鋼科学シンポジウム(ISSS 2009)が目指したものとその成果 | 京大 辻 伸泰 | 11:00-12:00 | 鋼のさらなる高強度化への挑戦 | 新日鉄 潮田浩作 | 13:00-14:00 | 結晶性材料の力学特性研究における転位組織解析の意義 | 九大 東田賢二 | 14:00-15:00 | 鉄鋼研究におけるSTEMイメージングと3次元トモグラフィーの応用 | 九大 波多 聡 | 15:15-16:15 | 中性子回折とEBSDによる鋼の引張変形挙動のその場解析 | 茨城大 友田 陽 | 16:15-17:00 | 総合討論 |
5.参加料: | 鉄鋼協会会員:2,000円 非会員:5,000円 学生:1,000円 | 6.定員: | 120名(定員になり次第、締め切ります) | 7.参加申し込み: | 事前にE-mailまたはFAXにて、1)氏名、2)所属、3)電話番号、4)FAX番号、5)E-mailアドレス、6)鉄鋼協会会員の方は会員番号を明記の上で下記までお申し込みください。 注)会場にて第二回国際鉄鋼科学シンポジウム(ISSS-2009)のプロシーディングスを販売いたします。ご希望の方はお求めください。一冊7,000円。 *鉄鋼科学国際シンポジウムホームページ:http://www.steelscience.org/ |
申込み・問合せ先: 京都大学 大学院工学研究科 材料工学専攻 辻研究室 秘書・梅井小織 〒612-8492 京都市左京区吉田本町 E-mail: umei@z06.mbox.media.kyoto-u.ac.jp Tel.075-753-4868 Fax.075-753-4978 |
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