テーマ2「材料技術者・研究者のためのEBSDによる局所方位解析技術の基礎と応用」 |
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開催日時: | 2010年10月29日(金) 9:30~17:00 |
開催場所: | 京都大学工学部 吉田キャンパス 工学部総合校舎 1F 102号室 |
プログラム: |
9:30~10:30 | 【講義】 種々の結晶方位解析法とSEM/EBSD法の原理 (京都大学・辻先生) |
10:40~12:30 | 【講義・演習】 菊池線解析について (京都大学・寺田先生) |
13:30~14:00 | 【見学】 FE-SEM/EBSD装置と測定見学 |
14:00~14:45 | 【実演】 EBSD測定結果の解析実演(京都大学・寺田先生) |
15:00~15:45 | 【事例紹介1】 EBSD法を用いたアルミニウム合金の加工組織の解析(京都大学・足立先生) |
15:45~16:30 | 【事例紹介2】鉄合金マルテンサイトプレート内部の局所結晶方位変化(京都大学・柴田先生) |
16:30~17:00 | 総合討論 |
講 師: | 京都大学工学研究科 辻 伸泰教授、寺田大将助教、 足立大樹助教、柴田暁伸助教 |
募集人員: | 30名 |
参加費用: | 会員20,000円、非会員30,000円、学生2,000円 (テキスト代・消費税込み) |
内 容: | 走査電子顕微鏡(SEM)内での微小領域方位解析手段であるEBSD(Electron Back-Scattering Diffraction)法は、過去10年間に急速に普及し、現在では材料組織解析のための手段として、当たり前のように用いられるようになってきております。EBSD解析に用いる菊池線回折模様は、結晶方位だけでなく、結晶構造や格子定数、原子の規則配列などの情報も本来有しています。従って、材料表面を微小な一定間隔で走査して各地点の菊池線を得、それをもとに材料組織を再構築しようとする方位マッピングの概念は、画期的かつ極めて有効なものです。EBSDの応用可能性は非常に広範囲ですが、EBSD で実際に何ができるのか、どのような解析を行うべきなのかは、未だ十分に理解されていない場合が多いように思われます。本セミナーではSEM/EBSDについて、その測定・解析原理を基礎から解説するとともに、EBSD法によって「何ができるのか」に焦点を当て、種々の具体的応用例も紹介しながら、受講者の将来の研究・業務に本手法がより活用されるような内容を提供します。実際のEBSD解析システムの見学も計画しています。 |