5.プログラム: |
座長:津村幸治(東京大) |
13:00~13:05 | 開会の挨拶とシンポジウム趣旨説明 |
津村幸治(東京大) |
13:05~13:55 | 極値探索制御を用いた風力発電システムの出力最適化 |
早川朋久(東京工業大) |
内容: 本講演では,風の持つエネルギーからブレードの回転エネルギーへの変換効率の最大化を行うための手法を解説する.特に,風力発電機まわりの風速が不確かであることを前提として,極値探索制御手法を風力発電システムの出力最適化に適用することで,出力の最大化が可能となる枠組みを示す. |
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13:55~14:45 | 電気エネルギーシステムの非線形動力学とハイブリッドシステム制御 |
引原隆士(京都大) |
内容: 電気エネルギーシステムの非線形動力学は,昨今のエネルギー分野への研究の集中において非常に重要な位置を占める.この動力学への Lyapunovの安定性解析に基づく制御アプローチを放棄し,有限時間のシステムの安全性のみを保証する過到達集合の把握により,電気エネルギーシステムを運用する方法の可能性について述べる. |
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14:55~15:45 | 分散型適応制御による大規模システムの合意形成とその応用 |
津村幸治(東京大) |
内容: パラメータが未知の複数の動的システムがネットワーク状に結合した,大規模システムの同期を達成する分散型適応制御を紹介する.またフォーメーション制御やスマートグリッドなど,その応用例について概説する. |
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15:45~16:15 | ごみ処理炉におけるモデル予測制御システムの開発 |
友近信行(神鋼) |
内容: 都市ごみ焼却炉やガス化溶融炉を対象に,多変数モデル予測制御システムを構築した事例を紹介する.給じん外乱の影響を考慮した予測モデルを構築することによって,安定燃焼を実現し,炉内各部温度やボイラによるエネルギー回収系の変動を抑制できることを実炉で確認した. |
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16:15~16:30 | 総合討論 |