4.プログラム: |
13:00~13:05 | 挨拶とフォーラム紹介・趣旨説明 |
津村幸治(東京大) |
13:05~14:00 | 制御のための閉ループ部分空間同定法 |
奥宏史(大阪工業大) |
内容: 本講演では,フィードバック制御を受けた同定対象に適用可能な部分空間同定法を紹介する.とくに,制御系設計のためのモデリングという観点から,同定モデルの適切な次数選択について,数値シミュレーションと実機による同定実験の結果を交えて解説する. |
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14:00~14:40 | 計測可能な外乱を利用した閉ループ同定法とその応用 |
阿瀨始(JFEシステムズ) |
内容: 同定用のテスト信号を付加することができないが計測可能な外乱がある閉ループ系に対し,実現理論をベースにした閉ループ同定法を紹介する.次に2つの実プロセスをとりあげ,変数選択,この閉ループ同定法の適用,制御系設計までの流れについて紹介する. |
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14:50~15:45 | 非線形システムの同定 |
楊子江(茨城大) |
内容: 複雑な非線形システムに対しても良好な制御性能を追求したいという現実的な要求に応えて,非線形モデルに基づく制御系設計と解析は近年注目を集めている.したがって,事前情報が十分でない場合において,非線形システムのモデリングを有効に行える同定手法を確立することが急務である.本講義は,制御工学に関連した非線形システム同定の歴史を振りかえながら,統一した視点で,三層ネットワークを用いたブラックボックスモデルの同定,ゲインスケジューリング制御に適した局所モデルネットワークによる非線形システムの同定,モデル予測制御に適した非線形インパルス応答モデルの同定などについて解説する. |
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15:45~16:40 | 局所アプローチによるツインロータシステムのLPVモデリング |
田中秀幸(京都大) |
内容: 本講演では,ツインロータMIMOシステムを対象に,運動方程式と同定結果からLPV(Linear Parameter Varying)モデルを構築するための方法について,講演者らがこれまでに行ってきた研究を紹介する. |
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16:40~16:55 | 総合討論 |