平成22年度「第2回湯川記念講演会」を下記の要領で開催いたしますので、皆様奮ってご参集くださいますようご案内申し上げます。 |
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日 時: | 平成22年12月15日(水)15:00~16:30 |
会 場: | 名古屋工業大学 機械工学科会議室(3号館2階) |
交通案内: | JR鶴舞駅(名大病院出口)、地下鉄鶴舞駅(4番出口)下車、東へ徒歩10分。 |
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講 師: | 大阪大学産業科学研究所 中嶋 英雄 教授 |
講演題目: | 「一方向気孔を有するポーラス金属の製法、物性と応用」 |
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講演要旨: | ポーラス(多孔質)金属として良く知られている発泡金属はほぼ球状の等方的形状セルから構成されセル壁によってセル間が仕切られ、軽量化材料や吸音材として実用化されているが、脆弱な材料である。一方、ロータス型ポーラス金属は高い比強度を有する材料で円柱状の一方向性の気孔をもつため、機械的強度、弾性、熱伝導などに気孔の向きに依存した異方性を有する。また、優れた衝撃吸収特性、吸音性、生体適合性なども見出されている。 本講演では、本講演者のグループによって、従来、困難とされていた気孔の形態制御法を確立したことや従来の高圧水素ガスを用いた製法を優越する革新的なガス化合物熱分解による簡単で低コスト化の製法を開発したことを紹介する。また、上述のロータス構造に由来する特異な物性やヒートシンク、工作機械などへの応用展開の現状も紹介する。 |
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参加費: | 無料 当日受付 |
企画責任者: | 吉成 修(名古屋工業大学)、西川 友章(愛知製鋼(株)) |