最近の合金資源の著しい価格変動は、ステンレス鋼の市況にも大きく影響を与えており、製造メーカーだけでなくユーザーに多大な混乱を生じさせています。ステンレス鋼の価格安定性を高めるには、価格変動の大きい希少金属をはじめとする合金元素の省資源化が有効であることから、合金元素の影響の把握を含め,省資源化技術の開発が精力的に行われています。本自主フォーラムでは、ステンレス鋼の強度・加工性に焦点をあて、合金元素の影響を基礎的、技術的に解析、解明するとともに、ステンレス鋼の省資源化技術の現状を示し、広い観点から討議いたします。
1.日 時: | 2009年3月29日(日)13:00~17:00 | 2.場 所: | 第157回春季講演大会 第15会場 (東京工業大学 大岡山キャンパス 南6号館 S634教室) | 3.プログラム: | 13:00~13:05 | シンポジウム趣旨説明 | 自主フォーラム座長 細井祐三(名大名誉教授) | 座長 冨村宏紀(日新製鋼) | 13:05~13:45 | 基調講演 「オーステナイト系ステンレス鋼の機械的性質に及ぼす結晶粒径の影響」 | 高木節雄(九大教授) | 13:45~14:05 | 「高窒素オーステナイト鋼の変形と破壊の階層的解析」 | 小島真由美(茨城大学/物材機構) | 14:05~14:25 | 「Cr-Mn-Niオーステナイト系ステンレス鋼の加工性に及ぼす合金元素の影響」 | 大嶋貴之(日本金属工業) | 14:25~14:45 | 「オーステナイト・フェライト系2相ステンレス鋼薄板の成形性」 | 及川 誠(YAKIN川崎) | 座長 池上雄二(YAKIN川崎) | 14:55~15:15 | 「省資源型準安定二相ステンレス鋼の加工性」 | 藤沢光幸(JFEスチール) | 15:15~15:35 | 「省資源に寄与する高加工性フェライト系ステンレス鋼」 | 石丸詠一郎(新日鐵住金ステンレス) | 15:35~15:55 | 「フェライト-マルテンサイト複相組織ステンレス鋼の諸特性」 | 平川直樹(日新製鋼) | 15:55~16:15 | 「省資源に寄与するばね用Cr系ステンレス鋼」 | 安達和彦(住友金属工業) | 16:15~16:35 | 「Ni含有オーステナイト鋼を代替するフェライト系ステンレス鋼の特性」 | 石川浩一(大同特殊鋼) | 16:35~17:00 | 総合討論 | 細井祐三(名大名誉教授) | 4.参加費: | 1,000円 | 5.参加申込: | 事前申込は不要です。 |
問合せ先:
大同特殊鋼(株)研究開発本部 清水哲也 TEL:052-611-9412 FAX:052-611-9494 E-mail:t-shimizu@ct.daido.co.jp |
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