日頃フォーラム会員が取り組んでいる日本古来の製鉄法と、その製品である和鉄・和鋼の加工法の歴史に関する問題、製鉄実験、社会経済的な問題など、またフォーラム趣意書に見られる「日本における鉄の使用開始から近代鉄鋼業の確立にいたるまでの歴史のすべての段階を世界史的に立っての研究」について、様々なアプローチの成果あるいは研究途上でも報告発表できる「第11回公開研究発表会」開催いたします。バラエティに富んだテーマ報告、提供された話題を活発に議論し、研鑽することによって今後の研究方向を探る端緒を得ることが期待出来ると思います。 多くの会員がご参加下さるようお待ちしております。
1.日 時: | 2009年2月7日(土) 9:10~18:05 | 2.場 所: | 千葉工業大学 津田沼キャンパス 新1号棟 2階 会議室(予定) (注:東京工業大学ではありません。 お間違いないようご注意下さい)。 | 3.交 通: | JR総武線 津田沼駅下車南口より徒歩3分 (総武線・快速電車、東京駅より約30分) | 4.協 賛: | たたら研究会、産業考古学会鉱山金属分科会、製鉄遺跡研究会、日本鉱業史研究会 | 5.講演プログラム | 9:10~9:15 | 開会挨拶 | 9:15~9:40 | 古代インドの製鉄 | 松井 昭男(元川崎重工業) | 9:40~10:05 | 日本を北上したバルカリアンー日本と世界を結ぶ古代鉄文化の軌跡ー | 菅原 鉄孝(菅原総合武道研究所) | 10:05~10:30 | 1990年代における中国山西省小型高炉操業技術の実態と技術改善 | 川原 業三(舞草刀研究会) | 10:30~10:55 | 鉄から見たペリー艦隊の蒸気船と江戸後期の産業ルネッサンス -育ちの異なる二つの技術の遭遇ー | 佐藤 進(元新日鐵) | 11:05~11:30 | 幕末欧米派遣使節団の見た鉄鋼業(第3報) | 室賀 脩(元日本鋼管) | 11:30~11:55 | 江戸の武家屋敷で行われた鋼の製造 | 佐々木 稔(元神奈川大学) | 11:55~12:20 | 薄板圧延の軌跡―II | 堀口 浩(元新日鐵) | 13:10~13:55 | 依頼講演 明治初期のころフライベルグ鉱山大学で学んだ日本人鉄鋼研究者の群像 | 日野 光兀(東北大学) | 13:55~14:20 | 刃物を育てる使い手たちー平成職人尽絵― | かくまつとむ(フリーライター) | 14:20~14:45 | 塙の鍬鍛冶文書について | 渡辺 ともみ(神奈川大学) | 14:55~15:20 | 西本願寺御影堂の瓦釘の鍛冶技術について | ○川崎 正蔵(奈良大学)、江南 和幸(龍谷大学) | 15:20~15:45 | 和銃と和鉄について | 霜 禮次郎(銃砲史学会) | 15:45~16:10 | 弥生時代における石製鋳型による銅鐸の鋳造実験 | 岡崎 俊子 | 16:10~16:35 | 赤谷と大冶二つの鉱山 | 菅 和彦(元新日鐵) | 16:45~17:10 | 「たたら 日本古来の製鉄」DVD製作 | ○天辰 正義 ・ 岡原 正明(元JFE-TEC)、 香月 節子(元東京農大)、妹尾 義和(JFE21世紀財団) | 17:10~17:35 | 土及びワラ灰の鉄酸化物に及ぼす作用について 「沸し付け」の冶金メカニズムの研究(1) | 小島 敏男(愛知製鋼(株)鍛造技術の館) | 17:35~18:00 | 人工的な送風装置(吹子送風機)を用いずに製鉄は可能か | 渡邊 繁平(刀匠) | 18:00~18:05 | 閉会挨拶 |
| 18:20~20:00 | 懇親会 |
| 6.参加費: | (1)講演会 2,000円、(2)懇親会 3,000円 | 7.参加申込方法: | ※申し込みは締め切りました。 | 8.申込締切日: | 2009年1月23日(金) |
申込み・問合せ先:
「鉄の歴史―その技術と文化―」フォーラム 事務局 千葉工業大学 工学部 機械サイエンス学科 寺島慶一 〒275-0016 千葉県習志野市津田沼2-17-1 FAX:047-478-0329/E-mail: keiichi.terashima@it-chiba.ac.jp |
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