建材用塗装めっき鋼板にとって最大の課題である切断端面防錆に取り組むため、「建材用塗装鋼板の端面防錆機構解明および寿命予測」研究会が2005年4月より発足し、クロメート処理の役割を中心に端面腐食機構とその防錆法について検討してきました。また、新たなモニタリング技術とそれによる寿命予測法の確立を目指して来ました。本シンポジウムでは、研究会の成果報告を通して、クロメートフリー塗装鋼板の設計指針とその長寿命化技術についての認識をさらに深めて行きたいと思っています。ぜひご参加下さい。
日 時: | 2009年5月25日(月)10:10~17:00 | 場 所: | ハーモニーホール 中会議室 (内神田サニービル 6F) TEL:03-3293-7996 東京都千代田内神田1-16-9(地図http://navitokyo.com/03-3293-7996/参照) | プログラム: | 10:10-10:20 | 研究内容の概要 | (篠原 正/物質・材料研究機構) | 1.クロムフリー塗装鋼板を目指した現状解析と評価手法の確立 | 1.1 断面からのアプローチ | 10:20-10:45 | 実暴露試験片の断面観察と機器分析 | (田原 晃/物質・材料研究機構) | 1.2 平面からのアプローチ | 10:45-11:10 | 腐食生成物の解析 | (上田幹人/北大) | 11:10-11:35 | 大気模擬環境下における電気化学的挙動 | (片山英樹/物質・材料研究機構) | 1.3 端面からのアプローチ | 11:35-12:00 | 腐食生成物のイオン透過性 | (野田和彦/芝浦工業大) | 1.4 促進試験からのアプローチ | 13:00-13:25 | 走査型ケルビンプローブによる建材用塗装めっき鋼板の端面防食機構の解析 | (武藤 泉/東北大) | 13:25-13:50 | 端面腐食挙動の電気化学的検討 | (西方 篤/東京工業大) | 13:50-14:00 | 休憩 | 2.長寿命化を目指した評価手法の確立 | 14:00-14:25 | ACMセンサを利用した腐食環境モニタリング | (押川 渡/琉球大) | 14:25-14:50 | 数値モデルによる端面腐食挙動の解析 | (篠原 正/物質・材料研究機構) | 14:50-15:15 | 塗膜下腐食のモデル化 | (岡田信宏/住友金属工業) | 15:15-15:40 | 端面腐食センサ | (元田慎一/東京海洋大) | 15:40-15:55 | 休憩 | 1.3 端面からのアプローチ | 15:55-16:20 | 端面腐食のモニタリング-ノイズ抵抗法による下地鋼板の腐食速度の測定 | (井上博之/大阪府立大) | 16:20-17:00 | 総合討論 | 参加費: | 会員5,000円、非会員6,000円(当日会場でお支払い下さい。) | 資料: | 当日会場で配付いたします。 | 参加申込: | 事前申込は不要です。 |
問合せ先:
物質・材料研究機構 材料信頼性センター 腐食研究グループ グループリーダー 篠原 正 tel.0298-59-2604 fax.0298-59-2601 E-mail:SHINOHARA.Tadashi@nims.go.jp |
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