地球温暖化防止のためCO2排出削減を究極の目的として、鉄鋼プロセスから排出される中低温の熱をPCM(潜熱蓄熱材)により時間と空間を越えて高密度・高効率で回収・利用する技術に関わる最新の研究成果および事業化への技術課題の整理を行いたいと思います。鉄鋼各社ならびに大学・研究機関からの多数の参加をお願い致します。
1.日 時: | 2009年9月16日(水)9:00~16:30 | 2.場 所: | 第158回秋季講演大会第5会場(京都大学 吉田南総合館2階共東21) |
| 3.プログラム:
| 司会:天笠敏明(JFEスチール)、秋山友宏(北海道大学) | 9:00~ 9:10 | 開会挨拶 |
| ○研究会主査秋山友宏(北海道大学) | 9:10~ 9:40 | モデル製鉄所における鉄鋼廃熱発生状況と中低温利用設備の現状 |
| ○天笠敏明(JFE)、西村哲也(新日鐵)、濱荻健司(住金)、 黒坂俊雄(神鋼リサーチ)、櫻木晶夫(大同) | PCM材料開発Gr 座長 長坂徹也(東北大) | 9:40~10:00 | 多価糖類、塩化物、および水酸化物溶体の熱力学とPCMへの応用 |
| 小野寺暁史(現DOWA)、○平木岳人、柏倉俊介、長坂徹也(東北大) | 10:00~10:20 | 溶融スラグからの熱回収のための基礎的物性値とその測定 |
| ○柏谷悦章(京大) | 10:20~10:40 | 蓄熱用相変化コンポジットの開発 |
| ○能村貴宏、大矢哲平、沖中憲之、秋山友宏(北大) | 10:40~11:00 | 固相変態を利用したFe基高温用蓄熱材料の開発 |
| ○西岡浩樹、清水正賢(九大)、須浦直之(九大,現:日之出水道機器) | PCMプロセス設計Gr 座長 黒坂俊雄(神鋼リサーチ) | 11:10~11:30 | 直接接触型潜熱蓄熱槽内の熱流動特性 |
| ○埜上 洋、池内康祐、佐藤紀子(一関高専) | 11:50~12:10 | PCM材の過冷却と凝固現象 |
| 魏琳琳(日金工),○大笹憲一(秋田大) | 13:00~13:20 | 潜熱蓄熱コンテナにおける流れの数学的モデル |
| ○沖中憲之(北大)、釜野博臣(栗本鐵工)、千田武志(三機工業)、 能村貴宏、開澤昭英、秋山友宏(北大) | 13:20~13:40 | 潜熱蓄熱材を用いた廃熱利用技術の実例報告 |
| ○岩井良博、定塚徹治、千田武志(三機工業) | 13:40~14:00 | PCMを用いた反応熱輸送システム |
| 小柳佑平、甘蔗寂樹、伏見千尋、○堤 敦司(東大) | 廃熱利用技術検討Gr 座長 葛西栄輝(東北大) | 14:10~14:30 | 高温用熱電変換材料の開発 |
| ○沖中憲之(北大)、張 麗華(北京科技大)、 東松 剛(熱電素子開発)、秋山友宏(北大) | 14:30~14:50 | 市販熱電変換素子とPCMを用いた輻射伝熱発電ユニットの試作 |
| ○東松 剛(熱電素子開発)、沖中憲之、秋山友宏(北大) | 14:50~15:10 | DEMシミュレーションによる廃熱利用高効率乾燥プロセスの検討 |
| ○林 直人、葛西栄輝(東北大) | 15:10~15:30 | 排熱の回収を目的とした中温水蒸気電解装置の開発 |
| ○石原達己(九州大) | 事業性・システム評価Gr 座長 天笠敏明(JFE) | 15:40~16:10 | 鉄鋼廃熱有効利用システムの検討と実現への課題 |
| ○西村哲也(新日鐵)、天笠敏明(JFE)、濱荻健司(住金)、 西村真(神鋼)、櫻木晶夫(大同) | 16:10~16:25 | 総合討論 | 16:25~16:30 | 閉会の挨拶 |
| 4.参加費: | 環境・エネルギー工学部会登録者は2000円、未登録者は4000円、 (当日の環境・エネルギー工学部会登録可能) (資料は当日会場で配布、事前申込み不要) |
問い合せ先:
JFEスチール(株)東日本製鉄所(京浜地区)エネルギー技術室 天笠敏明 Tel. 044-322-1601, E-mail: t-amagasa@jfe-steel.co.jp |
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