社会鉄鋼工学部会「歴史を変える転換技術研究フォーラム」では、下記のとおり研究会を開催致し ます。技術の発展と使われた技術・使われなかった技術の原因を研究します。多数の方々にご参加頂き活発な討論をお願い申し上げます。
1.テーマ: | 日本の製鉄技術の回顧と展望 | 2.日 時: | 2009年11月12日(木)13:00~17:00 | 3.場 所: | (社)日本鉄鋼協会 第1会議室 | 4.講演スケジュール: | 13:00~15:00 | 「溶銑予備処理―低硫低燐鋼を目指して-」 | 元住友金属工業(株) 池田 隆果 氏 | 15:00~17:00 | 「これからの製鉄技術に関して思う事」 | 元新日本製鐵(株) 平岡 照祥 氏 | 5.内容: | 池田隆果氏:「低硫低燐鋼溶製に関連して自分自身で経験したこと、および住友金属での低硫低燐鋼への取組みを中心に紹介する。低硫化への取組み:中研での溶銑脱硫の研究、転炉での脱硫調査、溶銑脱硫装置の導入、溶銑脱硫の拡大、溶鋼段階での極・超低硫化の動き、住金での二次精錬への取組み;低燐化への取組み:転炉での脱燐調査、高圧下転炉精錬、自溶性合成造滓剤の開発、石灰粉上吹き複合吹錬法、ソーダ灰による溶銑の脱燐、石灰系スラグによる溶銑の脱燐、石灰系スラグによる転炉内予備脱燐;新製鋼工場(1999年)の設備と操業」
平岡照祥氏:「日本の鉄鋼業は、賃金の安い中国鉄鋼業の著しい技術進歩に対して安閑としてはおられない。高級品種ということで、現在は日本製品が優位に立っている領域の多くの部分が、近い将来同等の品質レベルになり、厳しい価格競争に曝されることが危惧される。こうした事態に対応する戦略の構築が欠かせないが、その際のヒントになれば、と考えて、操業、品質、新技術の三つの領域について、自らを再チェックする際のポイントを述べる。」 | 6.参加費: | 無料 | 7.申込方法: | 申し込みは終了致しました。 |
申込み・問合せ先:
〒152-8552 東京都目黒区大岡山2-12-1 東京工業大学大学院理工学専攻科物質科学専攻 永田 和宏 Fax:03-5734-3142/E-mail:nagata@mtl.titech.ac.jp |
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