弥生時代は出土遺構・遺物の発掘調査の進展と蓄積によって、わが国における金属器文化と農耕文化の開始、その伝播の様子が解明されつつあることはご承知の通りであります。鉄器は青銅器より早く、大陸・韓半島から導入され、生産用具、農具、民需用具として展開してきました。 今回は副題として「理系から見た鉄関連遺物の諸問題」を取り上げ、弥生時代における鉄の考古学的研究、分析技術の進歩、冶金学的知識に基づいて科学的視点に立った議論を行い問題点の抽出を目指すこととしています。今回は討論にも充分な時間を取り、数名のコメンテーターを含めた幅広い討論を行いたいと考えております。多数参加下さるようご案内いたします。 1.日 時: | 2008年5月24日(土) 9:50~17:10 | 2.会 場: | 千葉工業大学 津田沼キャンパス 5号館6階 大会議室 | 3.交 通: | JR総武線津田沼駅下車 南口より3分(東京―津田沼:総武快速線30分) | 4.協 賛: | たたら研究会、産業考古学会鉱山金属分科会、製鉄遺跡研究会、日本鉱業史研究会 |
5.講演プログラム: 司会 佐藤公昭(フォーラム幹事) | 9:50~10:00 | 開会挨拶 | フォーラム座長 高橋礼二郎(東北大) | 10:00~11:00 | "弥生の鉄"の生産技術と社会に与えた影響 | 佐々木稔(元神奈川大) | 11:00~12:00 | 指標成分の動きからみた古代製鉄 「附論 鉄の使用は弥生中期から始まったのか」 | 新井 宏(韓国国立慶尚大) | 13:00~14:00 | マクロ・ミクロの世界が捉えた弥生の鉄 | 大澤正己(九州テクノリサーチ) | 14:00~15:00 | 微量元素から見た弥生時代の鉄 | 平井昭司(武蔵工大) | 15:15~17:00 | 総合討論会 | 司会 天辰正義(フォーラム運営委員) コメンテーター:羽場睦美(野外教研財団) 高橋礼二郎(東北大) 永田和宏(東工大) ほか予定(交渉中) | 17:00~17:10 | 閉会挨拶 | フォーラム顧問 雀部 実(千工大) | *講演会終了後、懇親会:(会場:4号館地下教職員食堂)を予定しております。 |
6.参加費: | (1)講演会 2,000円 (2)懇親会 3,000円 |
7.参加申込方法: | ※申込みは終了いたしました。 | 8.申込締切: | 2008年5月16日(金) |
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申込・問合せ先(「鉄の歴史-その技術と文化-」フォーラム事務局) 千葉工業大学 工学部 機械サイエンス学科 寺島慶一 〒273-0016 千葉県習志野市津田沼2-17-1 Fax:047-478-0329、E-mail:keiichi.terashima@it-chiba.ac.jp |
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