CO2削減問題は、最近の原油価格の高騰と相まって、新エネルギー等の開発・普及の促進と各分野における省エネルギーの推進などへ波及しており、世界中の国々で重要視されて いるとともに危急の課題として取り組まれている。その中で、公共性の強い発電所や製鉄所からのCO2は全ての需要家が購入量に応じて配分を受けなければいけないという見方もあるが、量的に多いことから、その排出場所で CO2を分離できれば、効率的にCO2削減が可能であることも 事実である。日本政府は「Cool Earth」の革新的技術開発に関する長期ビジョンの中で21技術を選定し、 CCS(Carbon-dioxide Capture and Storage)をその1つとして提唱している。 これらのことから、本シンポジウムでは、省エネルギーやエネルギー転換と並行して近未来に必要な CO2排出削減技術として注目されているCO2分離回収技術CCSの最新動向とその応用について代表的な関係機関から報告して頂く。 |
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1. 日 時:2008年9月24日(水)13:00~17:00 |
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2. 場 所:日本鉄鋼協会第156回秋季講演大会 第6会場 (熊本大学 理学部2号館C122教室) |
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3. プログラム: |
| 司 会:村上太一(東北大学)、西村哲也(新日鐵) 13:00~13:10 開会挨拶柏谷悦章(北海道大学) 13:10~13:50 (1) CO2分離・回収・隔離技術最新状況小野田正巳(RITE) 13:50~14:30 (2) 鉄鋼プロセスにおけるCCSの位置づけと課題有山達郎(東北大学) 14:30~14:40
休 憩 14:40~15:20 (3) 製鉄におけるCO2削減プロジェクトと世界の動向武田幹治(JFEスチール) 15:20~16:00 (4) CO2分離回収技術の鉄鋼プロセス適用への一検討西村哲也(新日鐵) 16:00~16:40 (5) 石炭火力におけるCO2削減技術開発への取組み氣駕尚志(JCOAL) 16:40~17:00 (6) 総合討論 |
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4. 参加費:2,000円 (資料は当日会場で配布、事前申込み不要) |
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問合せ先: |
| 新日本製鐵(株)技術開発本部 環境・プロセス研究開発センター エネルギー・プロセス研究開発部 プロセス技術グループ 西村哲也 〒293-8511 千葉県富津市新富20-1 Tel:0439-80-2374 E-mail: nishimira.tetsuya@nsc.co.jp |