開催日時: | 2008年11月28日(金)9:30~17:00 |
開催場所: | 大阪大学 吹田キャンパス 材料開発・物性記念館 2F研修室(吹田市山田丘2-1) |
プログラム: |
(11月28日) |
9:30~10:20 | 【講義】 種々の結晶方位解析法とSEM/EBSD法の原理 |
10:30~12:00 | 【講義・演習】 菊池線解析について |
13:00~14:00 | 【見学】 FE-SEM/EBSD装置と測定見学 |
14:00~15:00 | 【講義】 EBSD法を用いた材料組織の解析事例(1) |
15:15~16:15 | 【講義】 EBSD法を用いた材料組織の解析事例(2) |
16:15~17:00 | 【体験実習】 実際のEBSD解析システム(TSL社OIMおよびオックスフォード社HKL)を用いた体験実習 |
講 師: | 大阪大学 辻 伸泰、寺田大将、コベルコ科研 与田利花、TSLソリューションズ 鈴木清一、オックスフォード・インストゥルメンツ 森田博文 |
募集人員: | 30名※申込みは締め切りました |
参加費用: | 会員20,000円、非会員30,000円、学生2,000円(テキスト代・消費税込み) |
内 容: | 走査電子顕微鏡(SEM)内での微小領域方位解析手段であるEBSD(Electron Back-Scattering Diffraction)法は、過去10年間に急速に普及し、現在では材料組織解析のための手段として、当たり前のように用いられるようになってきております。EBSD解析に用いる菊池線回折模様は、結晶方位だけでなく、結晶構造や格子定数、原子の規則配列などの情報も本来有しています。従って、材料表面を一定ステップでスキャンして各地点の菊池線を得、それをもとに材料組織を再構築しようとする方位マッピングのコンセプトは、画期的かつ極めて有効なものです。EBSDの応用可能性は非常に広範囲だが、EBSD で実際に何ができるのか、どのような解析を行うべきなのかは、未だ十分に理解されていない場合が多いように思われます。本セミナーでは、SEM/EBSDについて、その原理を解説するとともに、EBSD法によって「何ができるのか」に特に焦点を当て、種々の具体的用例を紹介しながら、受講者の将来の研究・業務に本手法がより活用されるような内容を提供します。実際のEBSD解析システムを用いた実習の実施も計画しています。 |