材料の組織と特性部会 「電磁計測技術を用いた材料劣化診断の調査研究」フォーラムシンポジウム 「組織変化に着目した経年劣化材料の非破壊評価」
高度経済成長期以降、次々と建設されたプラントや高速道路など大型構造物の経年劣化問題が生じている。このような社会背景のもと、現有の社会資本の保全への取り組みは今後ますます重要になる。本フォーラムでは、構造材料の経年劣化問題に対して、亀裂の検知・評価を目的とした従来型の検査法と異なり、材料の内部組織変化に着目した新しい健全性評価法の調査研究を進めている。磁気計測法、電磁超音波法、熱起電力法、陽電子消滅法等の異なる手法を専門とするメンバーが参加することで、この問題に多角的に取り組んでいる。本シンポジウムでは、関連分野の最新の研究成果を紹介するとともに、フォーラム活動の一環として実施したラウンドロビン試験の結果について報告する。
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