(社)日本鉄鋼協会 社会鉄鋼工学部会「鉄の歴史‐その技術と文化‐」フォーラムは、1997(平成9)年に日本古来の製鉄法、とくに砂鉄を原料とする製鉄法、その製品である和鉄・和銑の加工法の歴史に関する研究をふまえ、それらを一層発展させることを目的として、名称を「前近代における鉄の歴史」(座長:館 充)として発足しました。 その後、2001(平成11)年に名称を現在の「鉄の歴史‐その技術と文化‐」に変更(座長:雀部 実)、その研究対象・時期を日本における鉄の使用開始から近代鉄鋼産業確立にいたるまで、歴史のすべての段階を世界的視野に立って研究することとしました。発足以来、関係学・協会と協力し、この分野はもとよりこの種の問題に関心をもたれる方々の参加のもとに、解明を求められる諸問題に関する研究・調査・討論・情報交流を進めてまいりました。 フォーラム設立10周年を迎えて、記念講演会「その回顧と展望」を下記要領で開催いたします。その折、たたら製鉄絵巻の見学会を東京大学大学院地球システム工学専攻のご協力で、企画しました。多数の方々のご参加(事前申込)をお待ちしております。
1.日 時: | 2007年5月19日(土) 9:30~17:00 | 2.会 場: | 東京大学(本郷キャンパス)・山上会館 (御殿下グラウンドと三四郎池の間、安田講堂側が入口) <交通アクセス> 本郷三丁目駅(地下鉄丸の内線)、湯島駅又は根津駅(地下鉄千代田線)、東大前駅(地下鉄南北線)より徒歩10分、学バス利用(お茶の水駅、上野駅→東大構内) |
| 3.内 容: | 9:30~ 9:40 | 開会挨拶 | 「鉄の歴史-その技術と文化-」フォーラム 座長 高橋 礼二郎(東北大) | 9:40~10:20 | 鉄の歴史に魅せられて-過去・現在・そして・・・ | 寺島 慶一(千葉工大) | 10:20~11:00 | たたら製鉄の炉内反応における浸炭の役割 | 高橋 礼二郎(東北大) | 11:00~11:40 | 古代から近世までの「たたら製鉄」用鉱石 -ヨーロッパおよび中国の鉱石との違い- | 井澤 英二(九大名誉教授) | 13:40~14:20 | 見学会: たたら製鉄絵巻「先大津阿川村山砂鉄洗取之図」、東大本「鉄山秘書」
たたら製鉄技術史における二三の問題について―通史試論の補足― | 館 充(東大名誉教授) | 14:20~15:00 | 使い卸しとリサイクル | 朝岡 康二(人間文化研究機構) | 15:20~16:00 | 禁鉄モデルで鉄文化を読み解く | 深澤 百合子(東北大) | 16:00~16:40 | 金属考古学の夜明け-製鉄遺跡の調査と解析をめぐって | 穴沢 義功(たたら研究会) | 16:40~16:50 | 閉会挨拶 | 雀部 実(千葉工大) |
| 4.参加費: | 2,000円(予稿集代として) | 5.懇親会参加費: | 5,000円 懇親会会場:山上会館(食堂:御殿) | 6.参加申込み法: | 事前にFAXまたはEメールにて、氏名・連絡先を明記の上、下記宛お申し込みください。 | | ホームページからもお申し込み頂けます→※申込みは終了致しました。 | 7.申込期限: | 2007年5月7日(月) |
申込み・問い合わせ先:
千葉工業大学 工学部 機械サイエンス学科 寺島 慶一 FAX:047-478-0329 E-Mail:keiichi.terashima@it-chiba.ac.jp |
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