国内鉄鋼業の国際競争力は、顧客ニーズと一体化した差別化戦略に基づく高級製品開発・製造能力にある。 特に、圧延機セットアップ・ダイナミック制御に代表されるモデリングおよび制御技術は、 実生産においてプロセス設計が求める厳しい条件管理を実現してきた。 一方、ロバスト制御理論など世界的に見てレベルの高い日本の学術的制御研究は産業側で求められる技術実現を支えてきた。 このような鉄鋼業において基盤となる制御手法は主に確定的システムに対する理論だったが、最近、 確率論を応用したシステム解析手法やデータの統計解析を応用した制御技術が制御工学の新しい流れとして発展しつつある。 本シンポジウムでは、システム解析・制御系設計における確率的評価に基づくアプローチにもとづく研究事例、 および化学プロセス工学で培われた製品品質制御に関する統計的アプローチにもとづく研究事例を取り上げる。 これらの手法が鉄鋼プロセス制御に与えるインパクトや、実際の操業においていかに活用していくかについて 幅広い視点から議論していく。
1.主催: | (社)日本鉄鋼協会 学会部門計測・制御・システム工学部会/生産技術部門制御技術部会 | 2.協賛: | (社)計測自動制御学会(依頼中)、システム制御情報学会(依頼中) | 3.日時: | 2007年6月13日(水)14:00~17:20 | 4.会場: | 名古屋国際会議場2号館2階会議室222、223 (愛知県名古屋市熱田区熱田西町1番1号 TEL.052-683-7711) | 5.プログラム: | 司 会:藤崎泰正(神戸大)
| 14:00~14:05 | 開会の挨拶とシンポジウム趣旨説明 藤崎泰正(神戸大) | 14:05~14:50 | 「パケット落ちを考慮したネットワークド制御について」 津村幸治(東京大) | 14:50~15:35 | 「制御技術における同時摂動最適化法とその応用」 前田 裕(関西大) | 15:35~15:50 | 休憩 | 15:50~16:35 | 「ソフトセンサーの設計 -統計的品質推定の基本と産業応用-」 加納 学(京都大) | 16:35~17:05 | 「統計的アプローチによる品質改善の取り組み-鉄鋼プロセスへの適用事例報告-」中川義明(住友金属小倉) | 17:05~17:20 | 総合討論 座長 藤崎泰正(神戸大) | 6.定員: | 80名 | 7.会員: | 2,000円 /非会員:3,000円(参加費、消費税込) *当日受付でお支払い下さい。 *但し、第137回制御技術部会参加者は会員扱いとなります。 | 8.申込み方法: | 事前にFAXあるいはE-mailで氏名・会員番号(非会員の方は不要)・勤務先・所属・住所・電話番号・FAX番号・E-mailを明記の上、下記事務局までお申し込み下さい。 なお、定員内であれば申込受付の確認の連絡はいたしませんので、あらかじめご了承下さい。 | 9.申込み期限: | 2007年5月22日(火) |
申込み・問合せ先:
(社)日本鉄鋼協会 学会・生産技術部門事務局 皆川 TEL.03-5209-7013 FAX.03-3257-1110 E-mail: minakawa@isij.or.jp |
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