製鉄原料の高騰、老廃スクラップの国内蓄積、鉄鉱石の低級化など、製鉄原料事情が大きく変遷し始めています。このような中で、地球環境問題に配慮した原料選択と鉄鋼製造プロセスを見つめ直すことは極めて有意義ではないでしょうか。本シンポジウムでは、鉄鋼資源の現状、鉄鋼中元素の挙動、環境を考慮した材料開発、海外鉄鋼技術などについて講演していただき、主にスクラップ有効利用の観点から、原料選択と良質素材供給に向けて取り組むべき課題についてご一緒に考えたいと思います。
自主フォーラム座長:長井寿
1.日 時: | 2007年9月20日(木) 9:00~12:00 | 2.場 所: | 第154回秋季講演大会 第12会場 (岐阜大学 柳戸地区) |
| 3.プログラム: | 9:00~9:05 | シンポジウム趣旨説明 | 長井 寿(物材機構) | 9:05~9:25 | 「鉄の埋蔵量、鋼種別生産量、蓄積量と一人あたりの使用量」 | 友田 陽、林 誠一、玉城わかな(茨城大) | 9:25~9:55 | 「鉄鋼のマテリアルフロー」 | 小関敏彦(東大) | 9:55~10:25 | 「鉄鋼中トランプエレメントの取り扱い」 | 月橋文孝(東大) | 休憩 15分 | 10:40~11:10 | 「環境低負荷鋼の高強度化と課題」(仮題) | 古原 忠(東北大) | 11:10~11:40 | 「鉄鋼産業の環境負荷軽減と高級な量産鋼生産の齟齬をどう解決するか?
-いくつかの国々の取り組みを検証する」 | 今葷倍正名(愛知工科大) | 11:40~12:00 | 総合討論 | 司会 伊藤公久(早大) |
| 4.参加費: | 無料。事前の申込は不要です。 |
問合せ先: 物質・材料研究機構 材料信頼性センター 小林 能直 TEL:029-859-2143 FAX:029-859-2101 E-mail: KOBAYASHI.Yoshinao@nims.go.jp |
|