趣 旨: | 現在、我が国の素材産業は高生産をベースに活況を呈している。しかしながら、中国に代表されるアジア各国における素材産業の台頭は目覚ましく、今後も高生産、競争力を維持できるかは定かではない。資源確保、環境問題、エネルギー問題への適切な対処も大きな課題である。従来とは異なる技術の確立が必要であり、我が国の素材産業は今後、何を特徴として進むべきか、独自性が問われている時でもある。本シンポジウムでは技術から見た我が国の素材プロッセシングの進むべき道とは何か、さらに、今後、注目される原子力利用の上で注目される核廃棄物処分の最新技術について多角的に論じ、今後の展望開拓の一助としたい。 |
主 催: | 東北大学多元物質科学研究所 |
協 賛: | 資源素材学会東北支部、日本鉄鋼協会東北支部、日本金属学会東北支部 日本原子力学会東北支部 |
開催日: | 2007年11月29日(木)、30日(金) |
場 所: | 東北大学片平さくらホール2階(材料・物性総合研究棟2号館低層棟) 仙台市青葉区片平2-1-1 |
参加費: | 一般 2000円、学生 1000円(懇親会別) |
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プログラム 11月29日(木) |
9:30~9:40 | 開会の挨拶 |
斎藤文良(東北大多元研・所長) |
[鉄鋼産業の競争と調和] 座長 有山達郎(東北大多元研) |
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9:40~10:20 | 「急成長するアジア鉄鋼業」 |
川端望(東北大学大学院経済研究科) |
10:20~11:00 | 「環境における中国との共生」 |
明日香壽川(東北大学東北アジア研究センター) |
11:10~11:50 | 「地球温暖化問題を通じた日本の鉄鋼業の貢献」 |
米澤公敏(新日本製鐵) |
11:50~12:30 | 「独自の製銑技術を目指して」 |
内藤誠章(新日本製鐵) |
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昼 食 |
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[高級鋼戦略と資源への対応] 座長 葛西栄輝(東北大多元研) |
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13:30~14:10 | 「製鋼プロセスにおける高級鋼指向」 |
山田和之(住友金属工業) |
14:10~14:50 | 「製鋼プロセス研究から見た高級鋼製造技術の展望」 |
北村信也(東北大多元研) |
14:50~15:30 | 「技術から見た今後の高級鋼戦略」 |
細谷佳弘(JFEスチール) |
15:40~16:20 | 「高付加価値特殊鋼棒鋼・線材の技術戦略」 |
鹿礒正人(神戸製鋼所) |
16:20~17:00 | 「素材産業における資源セキュリティの重要性」 |
柴田明夫(丸紅株式会社経済研究所) |
18:00~ | 懇親会(ホテルモントレ仙台) |
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11月30日(金) |
[非鉄プロッセシングの新展開] 座長 北村信也(東北大多元研) |
9:00~9:40 | 「資源から見た非鉄精練技術のあり方」 |
中村崇(東北大多元研) |
9:40~10:20 | 「乾式銅精錬技術新動向」 |
飯田修(三菱マテリアル) |
10:20~11:00 | 「湿式亜鉛製錬技術新動向」 |
坂田政民(三井金属) |
11:10~11:50 | 「非鉄製錬業の資源循環における貢献」 |
浅井一宏(日本鉱業協会) |
11:50~12:30 | 「チタン製錬技術の新展開」 |
岡部徹(東京大学) |
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昼 食 |
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[放射性廃棄物の環境安全] 座長 中村崇(東北大多元研) |
13:30~14:10 | 「放射性廃棄物の処分の現状」 |
栃山修(東北大多元研) |
14:10~14:50 | 「放射性廃棄物地層処分のセーフティーケース(安全を社会に伝えるにはどうすればよいか)」 |
梅木博之(原子力研究開発機構) |
14:50~15:30 | 「地層処分事業の実施の現状」 |
北山一美(原子力発電環境整備機構) |
15:40~16:20 | 「層処分基盤研究開発の現状と課題」 |
油井三和(原子力研究開発機構) |
16:20~17:00 | 「地層処分にとっての地質環境安定性」 |
山崎晴雄(首都大学東京) |
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参加申し込み: | 参加希望者の方は下記宛まで氏名、所属、連絡先、懇親会参加希望を明記の上、11月20日までにEメールあるいはFaxでお申し込みください。 |