世界は1960年代につぐ経済拡大の時代を迎え、これまで高機能・高付加価値を生み出してきた資源も、急速な消費の拡大と分配の問題が危惧されてきている。昨夏のサンクトペテルスブルクサミットでも資源生産性の向上が世界的な課題としてとりあげられている。その問題の解決のためには、従来の物質・資源利用の延長線から脱却した新たな資源利用と物質・材料化技術を切り開いていくことが必要であり、「代替」「減量」「循環」を推進していく材料技術への期待は極めて大きい。そこで、本シンポジウムでは、関係各省からその重要性の認識と解決の方向について話題を提供いただくと共に、材料系の学会での取り組み例を交流し、希少資源・元素戦略研究をナノテクノロジー研究の成果等も取り込んだ材料科学のひとつの結節点としての展開の発進場と企画している。
1.主 催: | 材料戦略委員会 | 2.共 催: | 日本鉄鋼協会、日本金属学会、日本学術会議材料工学委員会、 全国大学材料関係教室協議会 | 3.日 時: | 2007年3月29日(木)13:00~15:55 (日本鉄鋼協会春季講演大会・日本金属学会春期講演大会 第3日目) | 4.場 所: | 千葉工業大学 津田沼キャンパス4号館435講義室(日本金属学会春期講演大会会場) 〒275-0016 千葉県習志野市津田沼2-17-1 |
| 5.プログラム: | 司会 日本学術会議材料工学委員会委員長 馬越佑吉 | 13:00-13:05 | 開会の挨拶 | 材料戦略委員会委員長 影近 博 | 13:05-13:20 | 「経済産業省における希少金属代替材料開発プロジェクトについて」 | 経済産業省 非鉄金属課長 岩野 宏 | 13:20-13:35 | 「文部科学省における元素戦略について」 | 文部科学省 研究振興局ナノテクノロジー・材料開発推進室長 高橋雅之 | 13:35-13:50 | 「環境省における資源生産性向上戦略」 | 環境省 廃棄物・リサイクル対策部企画課 課長 紀村英俊 | 13:50-14:05 | 「JSTにおける元素戦略の検討経緯」 | 科学技術振興機構 研究開発戦略センター フェロー 中山智弘 | 14:05-14:20 | 「NEDOにおける稀少金属戦略」 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 統括研究員 寺本博信 | 司会 材料戦略委員会副委員長 岡田益男 | 14:35-14:50 | 「日本金属学会における希少資源・資源戦略」 | 物質・材料研究機構 材料ラボ長 原田幸明 | 14:50-15:05 | 「鉄鋼業における希少金属・資源戦略への取り組み」 | 新日本製鐵(株) フェロー 伊藤 叡 | 15:05-15:20 | 「軽金属材料における希少資源と今後の元素戦略」 | 東京工業大学 大学院理工学研究科 教授 里 達雄 | 15:20-15:35 | 「資源・素材学会における資源・材料戦略」 | 東北大学 多元物質科学研究所 教授 中村 崇 | 15:35-15:50 | 「元素戦略研究に対する日本セラミックス協会の取り組み」 | 東京工業大学 大学院理工学研究科 教授 岡田 清 | 15:50-15:55 | 閉会挨拶 | 全国大学材料関係教室協議会会長 野城 清 |
| 6.参加費: | 無料 | 7.申込み: | 参加ご希望の方は、E-MailまたはFAXにて、氏名、所属、連絡先を明記の上、3月16日(金)までに下記宛お申し込み下さい。 |
【問合せ先】
(社)日本鉄鋼協会 総務グループ 大島 TEL:03-5209-7011 FAX:03-3257-1110 E-mail:oshima@isij.or.jp |
※企画世話人 原田幸明(物材機構)、三島良直(東工大) |