身近にある鉄・その強靭性、加工性に優れた特質は利便性や、人々の生活に多大な変革をもたらしました。利器である道具と道具を造る道具は、それぞれの時代を通じ地域・環境、用途に適用し、人々に密着し生活を支えながら変遷を重ねてきました。 当フォーラムは、わが国の製鉄技術の歴史を製錬から加工までの全分野にわたって研究することを目的としておりますが、これまでの取り組みが製錬分野であったため、鍛冶・鍛造などの加工分野の研究の蓄積が少ないという弱点を抱えております。 そこで、今回のフォーラム講演会は鍛冶技術に焦点をあて、特に農具と工具に絞り、アジアでの流れ、民俗あるいは建築、産業考古学からの視点を加えた内容としました。 多数の方々のご参加をお待ちしております。
1.日 時: | 平成18年4月15日(土)9:55~17:05 | 2.会 場: | 千葉工業大学 津田沼キャンパス 7号館3階 7301講義室 <交通アクセス> JR総武線/津田沼駅下車 南口より徒歩3分(東京-津田沼(快速)30分) | 3.協 賛: | 日本民具学会、産業考古学会、製鉄遺跡研究会 | 4.プログラム |
9:55~10:00 | 開会挨拶 | フォーラム座長 寺島慶一(千工大) | 司会 佐藤 公昭(フォーラム運営委員) | 10:00~11:00 | ラオス北部における伝統的鍛冶技術の構造とその変化 | 神野 信(千葉県立総南博物館) | 11:00~12:00 | 房総の農鍛冶-その知識と技術- | 榎 美香(千葉県教育庁) | 司会 香月 節子(東京農大) | 13:00~14:00 | 野鍛冶の現状-取材の眼から見た平成の匠たち- | かくま つとむ(フリーランスライター) | 14:00~15:00 | 鍛冶職人の"人材派遣制度"-紀州の出職と定着- | 加藤 幸治(和歌山県立紀伊風土記の丘) | 司会 天辰 正義(フォーラム幹事) | 15:00~16:00 | 手挽き製材用鋸の発達とその周辺 | 星野 欣也(東京農大) | 16:00~17:00 | 機械金属加工の町・大田区 | 北村 敏(大田区立博物館) | 17:00~17:05 | 閉会挨拶 | フォーラム幹事 天辰 正義 | ※ 講演会終了後、懇親会を予定しております。 |
5.参加費: | 2,000円(予稿集代として) | 6.懇親会参加費: | 3,000円(講演会終了後、開催します) | 7.参加申込み方法: | 参加ご希望の方は事前にFAX,EメールまたはHPより氏名・連絡先を明記の上、平成18年4月7日(金)までにお申し込み下さい。 |
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申込先・問合せ先: 千葉工業大学 工学部 機械サイエンス学科 寺島 慶一 〒275-0016 千葉県習志野市津田沼2-17-1 FAX:047-478-0329 E-mail:k.terashima@pf.it-chiba.ac.jp |
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