「降伏強度と組織」研究会では、種々の組織を有する鋼について降伏強度を左右する組織要因を抽出し、材質の信頼性向上のための組織設計の指針を得ることを目的として活動を行っています。これまでの活動では、結晶粒径、転位密度、分散粒子径と粒子間隔等の評価法に関する解説、ならびに降伏強度と各種組織鋼に関する過去の研究のレビューを中心とした活発な議論を行ってきました。本シンポジウムでは、2年間の研究会活動の総括として、「鉄鋼材料の降伏強度と組織」に関して得られた成果と今後の課題について討論を行います。皆様の多数のご参加を期待しております。
1.日 時: | 2006年3月22日(水) 9:00~16:10 | 2.場 所: | 第151回春季講演大会 第18会場 (早稲田大学 大久保キャンパス 57号館202教室) |
3.プログラム: | 座長 高木節雄(九大) 副座長 東田賢二(九大) 遠藤茂(JFE) | 9:00~9:05 | シンポジウムの趣旨説明 | 高木節雄(九大) | 9:05~9:45 | 鋼の降伏強度に及ぼす引張試験条件の影響 | 遠藤 茂(JFE) | 9:45 ~10:25 | 多結晶金属における結晶粒径評価の方法 | 高木節雄(九大) | 10:35~11:15 | 透過電顕を用いたマルテンサイト中の転位組織の解析 | 古原 忠(東北大) | 11:15~11:55 | 計量形態学による組織因子の計算法と分散パラメータの決定法 | 中島英治(九大) | 13:00~13:40 | フェライト単相およびオーステナイト単相組織鋼に関するレビュー | 丸山直紀(新日鐵) | 13:40~14:20 | マルテンサイト単一組織鋼に関するレビュー | 宮本祐司(日本精工) | 14:30~15:10 | パーライト単一、ベイナイト単一組織鋼、フェライト+セメンタイト組織鋼に関するレビュー | 岡津光浩(JFE) | 15:10~15:50 | 複合組織鋼の降伏強度に関するレビュー | 皆川昌紀(新日鐵) | 15:50~16:10 | 総合討論 |
4.参加費: | 5,000円 | 約300ページのテキスト代を含む。 (内容:解説、レビュー、重要文献リスト、重要文献データシート) テキストは当日、受付時に会場で配布します。 |
| 問合せ先: 「降伏強度と組織」研究会九州大学事務局 庶務幹事 土山 聡宏、中島 孝一 TEL: 092-802-2963 / FAX : 092-802-2960 E-Mail:ys-office@takaki.zaiko.kyushu-u.ac.jp |
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